THE EPOCH TIMES

アイスキャンディーに数十種類の添加物=中国

2011年08月09日 08時21分
 【大紀元日本8月9日】猛暑真っ盛りの中国大陸では多くの市民が冷たいアイスキャンディーを食べて暑さをしのいでいる。ところが最近、国内メディアにより1本のアイスキャンディーに十数種から数十種類の添加物が入っているとの報道が伝えられた。

 先日、中広網が、湖南省長沙にある多くの商店で販売しているアイスキャンディーで、食品添加物が使われていないものは皆無だと報道。食品添加物は少なくとも3、4種類、多ければ十数種類入っているという。例えば「緑色心情」という商品名のアイスキャンディーには20種類の添加物が使用されている。またイチゴ味のアイスキャンディーの包装にはグアーガム、キサンタンガム、赤色102号(ニューコクシン)など13種類の食品添加物が使用されている。

 一方、人民日報は4日、アイスキャンディーの添加物が増えたように見えるのは、添加物そのものが増えたからではなく、以前表示されていなかったものが今年表示されるようになったためという専門家のコメントを伝えている。

 中国国家品質検査総局の関連規定によると、昨年6月から全ての食品の添加物成分を詳細にパッケージに表示することが義務づけられ、甘味剤、増稠剤、増味剤といった類の表示は通用しなくなった。このため、以前は名前が伏せられていた多くの添加物が、この夏からアイスキャンディーの原材料名リストに登場したという。

 ハイエンドブランドへの関連情報の連絡なし

 4日午後、記者が北京の有名ショッピングセンターであるサイティック・ショッピングセンター&スーパーマーケット(賽特購物中心超市)のマネージャーに、今年のアイスキャンディーの添加物表示状況について尋ねてみたところ、今のところどの方面からの情報も受け取っていないと答えている。

 このマネージャーによると、同マーケットの顧客は高収入で、「品質への要求も高く、伊利、蒙牛のアイスキャンディーからメラミンが発見された後は、国内製品は「八喜」など数ブランドのアイスクリームやアイスキャンディーに」限定している。政府が導入する新たな規定の通達があれば、サプライヤーに関連情報を要求する」ということである。

 サイティック・ショッピングセンターは北京の有名なビジネスエリアに位置し、周囲には外国領事館、高級住宅区、高級レストランが建ち並ぶ。ここは北京の人々から見るとハイエンドブランドで価格も非常に高い。消費者は北京駐在の外国人が主である。

 続いて弊紙記者が北京のウォールマート2店舗の経理部に電話で尋ねたところ、フリーザーの中のアイスキャンディーにこれらの添加物が表示されているかは定かではないという答えが返って来た。

 庶民は「食べないようにする」

 アイスキャンディーに沢山の添加物が含まれている問題について、北京市民である黄さんは、中国の食品はますます安全ではなくなってきていると指摘する。「添加物の濫用はすでにニュースではない。政府は常に人体に無害だと言っているが、一本のアイスキャンディーには十数種類の添加物が含まれている事を人々はすでにはっきりと分かっている。健康のためにはあまり食べない、あるいは全く食べない方がいい」と述べている。

 同じ北京市民である劉さんは、今は商品に止まらず、果物や野菜まで、多くが添加物にまみれており、見た目は良いが、食べてみれば食感が違う、と指摘する。「子供は特定の味のアイスキャンディーを好んで食べるので、あまり食べさせないようにしている」と話す。

 同市朝陽区のスーパーマーケットでは買い物客の女性が、アイスキャンディーには数十種類の添加物が含まれているという新聞報道のあとで、食べ続けるべきだろうかと購入を決めかねている様子だった。また、アイスキャンディー屋の主人は、食品添加物のニュースの影響で、今夏の商売は例年のようにはいかないだろうと、ため息をついている。

 中広網によると、インタビューを受けた湖南省長沙市民の9割がアイスキャンディーの添加物表示が増えたことで不安を抱いているという。

(記者・方暁、翻訳編集・坂本)


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