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燕喜館のすっきりした玄関

【ぶらり散歩道】--新潟篇-- 燕喜館(えんきかん)

 【大紀元日本1月19日】JR新潟駅前から観光循環バス(白山公園先回り)に乗車して「白山公園前」で下車する。公園内のひょうたん池の先に燕喜館があった。公園に向いた正式な玄関は今では使われていおらず、道路側にある正門から玄関に向かうことになる。

 燕喜館は明治から昭和にかけて活躍した商家・三代目斎藤家の邸宅の一部(明治40年代と推定)を、2007年(平9)に東堀通7番町から白山公園内に移築再建したものである。「燕喜館」の名称は、唐時代の思想家・韓愈(768~824)の「燕喜亭記」に由来して、「宴を催し、楽しみ喜ぶ」という意味から斎藤家が命名したもの。玄関を入った左手は主庭に面した3部屋続く奥座敷で、桁の長さは18m(10間)の杉丸太、縁側の長押や巾木は14m近い一本物の杉板が使われている。奥座敷と居室の間には石庭が設けられていて、主庭とは異なった落ち着きのある佇まいが好ましい。
大正13年に萬代橋を詠んだ高浜虚子の句碑「千二百七十歩なり露の橋」


 外からは入れない玄関の間には、「燕喜館」の扁額が架かっている。そして、円弧形の地袋や欄間の細工、電灯の吊り具など、見るべき物が多い。

 公園内には新潟の総鎮守で「はくさんさま」の愛称で呼ばれている白山神社があり、また、明治16年に建設された新潟県議会旧議事堂の新潟県政記念館がある。信濃川にも近いので、やすらぎ堤をのんびり散策しながら、昭和大橋、八千代橋を見ながら萬代橋まで行って、橋のたもとにひっそりと建っている高浜虚子の句碑を見て帰りたい。

燕喜館:新潟市中央区一番堀通町1-2白山公園内 
電話&FAX:025-224-6081
休館日:第1・3月曜日、年末年始 
開館時間:9:00~17:00 入館無料 300円で抹茶、コーヒーが飲める

ひょうたん池

贅を凝らした電灯の吊り具

旧議事堂内の会議場(正面の一段高いイスが議長席)

(江間十四子)


 (12/01/19 07:00)  





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ぶらり散歩道  新潟  燕喜館  


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