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中国の正月料理に込めた新年の願い

 【大紀元日本2月4日】中国では、現在でも旧正月を祝う習慣があります。正月料理には、 日本のおせち料理と同じく、いろいろな意味合いが込められています。地域によって料理の内容は異なりますが、比較的ポピュラーなのは、餃子、おもち、魚料理、湯円などです。

 餃子を食べて新春を祝う

 中国北部の地域では、餃子は正月に欠かせない料理の一つ。人々は大晦日に家族総出で餃子を作り、新年を迎える0時に餃子を食べ、新年の始まりを祝います。

 日本で言えば、年越しそばのようなものです。元旦の朝にも餃子を食べるのが一般的です。

 なぜ餃子を食べるのかに関しては、いろいろな説があります。 新年のはじめの子の刻(23~1時)は「更歳交子」(子の刻に年が変わること)と言われ、「餃子」は「交子」と同音なので、一家団欒で餃子を食べながら古い年を送り、新しい年を迎えるのです。「喜ばしい団欒」や「吉祥如意」などのめでたい寓意も含まれています。

 他にも、餃子の形は昔の銀で作ったお金の「元宝」と似ているため、新しい1年を豊かに生活できるように、餃子にその願いが込められたとも言われています。

 また、餃子を包むとき、餡の中に硬貨を入れたり、飴を入れたり、落花生を入れたりする習慣もあります。硬貨は金持ちになる、飴は甘い生活ができる、落花生は長生果とも言いますから、長生きできるようにと、それぞれ違った意味が込められています。

 年糕に託した新年の願い

 中国のお正月には、南北ともにおもちを食べる習慣があります。食べ方は地域によって多少違いますが、おもちに託す願いは同じです。おもちは、中国では「年糕」と言います。「年糕」は「年高」と同じ発音ですから、年々、生活が高まるという意味が込められています。

 年糕の種類はたくさんありますが、蘇州の桂花年糕(モクセイの香りを付けたおもち)、寧波の水磨年糕(練りもち)、北京の紅棗年糕(なつめを入れたおもち)、百果年糕(さまざまな果物を入れたおもち)などは比較的有名です。

 魚料理に込める新年の希望

 正月料理に欠かせない一品は、魚料理です。地域によっては、一匹丸ごと料理するところがあれば、頭だけを料理して食べるところもあります。食べるというより、飾ると言ったほうが適切かもしれません。というのは、魚の発音は「余」と同じなので、余りがある、余裕があるという意味が込められているのです。元旦に食卓に乗せられた魚は、象徴的に食べて後は残します。それによって、金銭の余裕があるように願うのです。

 小正月に「元宵」を食べる

 正月祝いは、元旦から4日までの「大年」以外に、15日から18日までの「小年」、つまり「小正月」もあります。小正月は、元宵節(げんしょうせつ)とも呼ばれています。15日には、ほぼ全国で「元宵」を食べる習慣があります。

 元宵は「湯円」(とうえん)とも言われ、もち米を原料とする団子の中に、様々な具が入っています。甘いものとしては砂糖、胡桃、ゴマ、小豆餡、氷砂糖などで、塩辛いものは肉や野菜で作られた具が入ります。

 湯円は満月のような丸い形をしているので、「円満」、「団円」(団欒の意味)の意味が込められ、縁起がいいとされています。

 
(東方啓明)


 (12/02/04 07:00)  





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料理  旧正月  元宵節  湯円  年糕  餃子  


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