THE EPOCH TIMES

「真善忍」修める人への弾圧 中南海1万人陳情 その2

2012年04月28日 09時10分

 【大紀元日本4月28日】
シュプレヒコールはなく、穏やかで慈悲に満ちた学習者たち

 あらゆる兆候から見て、何氏が法輪功を誹謗中傷する論文を書き上げるのも、天津市公安局が学習者を暴行・逮捕するのも、決して単純な事件ではない。天津市当局は明らかに中央からの指示と圧力を受けた。国外の中国語メディアは、中共中央政法委の書記(当時)羅幹氏が直接に命令を出していたと報じた。

 当時、北京市には数十万人の学習者がいたとされ、天津での出来事はすぐに口コミで広がり、全国の学習者が知ることとなった。多くの人は冷静に最高指導部に陳情すべきと認識しはじめた。当時、政府関係者のなかの学習者たちは、羅幹氏が公安部に法輪功を陥れる指示を出したのを知っていた。しかし学習者は皆「真・善・忍」で自分を修め、社会の道徳を向上させ、精神の文明を好転させた。そのため、羅幹氏たちはいかなる口実をも見つけられず、公安当局は常々に学習者に嫌がらせを行ったものの、大きな騒ぎを引き起こすことができなかった。天津市で、学習者を不当に逮捕するという悪質な行いを通して、全国の学習者はこの党の常套手段である階級闘争(粛清運動)が再びやってくると予感した。

 ことを知った地方の学習者は互いに連絡を取り合い、相次いで北京に集まった。1999年4月25日、中南海に隣接する国家信訪局に陳情する学習者は1万人あまりに達した。現場の秩序は整然としており、皆とても冷静だった。これはすなわち国内外を驚かせたさせる「4.25陳情」だ。

 ここで説明しなければならないのは、中国共産党の歴史上、知識人を制圧する粛清運動「文化大革命」のあと、国民は中共の政治運動に強い不満を抱き始めた。そのような状況において、中共政権は陳情という制度を作った。つまり、個人あるいは団体の陳情は中国の憲法と法律に保護されており、公安当局に事前申請する必要がなければ、その許可をもらう必要もない。ある意味、これは中国社会の健全化に向けた前進だった。少なくとも国民が不当な処遇を中央に訴えるのは、合法だと認められた。

関連キーワード

関連特集

^