<赤龍解体記>(100) 改革派の汪洋氏、副総理ポストが有望視

2013年01月15日 13時40分
【大紀元日本1月15日】中国共産党第18回全国大会で、改革派と言われる人気度の高い汪洋氏は、常務委入りを果たせなかった。この人事は江沢民ら保守派の働きによるものと見られていたが、最近では、汪氏は今春の全人代後に副総理に就任し、総理になる李克強氏を経済政策面で補佐する可能性が報じられている。

 こう報じたのは香港誌『争鳴』の最新刊。汪氏の重用から、習氏は進歩派・改革派を味方に付けようとしていることがうかがえると同誌は指摘した。

 昨年12月上旬、習総書記が広東省を視察した際、当時の省トップの汪氏は付きっきりだったという。その直後に広東省の人事異動が行われ、胡春華氏の省トップ就任が発表されたが、汪氏の処遇は明確にされていない。「中央での仕事に就く」とその時、胡氏は語っていた。

 一方、今期の常務委員7人のうち、習氏と李克強氏以外は2017年の党大会で定年を迎える。汪氏はその時、常務委入りをし、王岐山氏の後任として中央紀律検査委員会書記を務めるという見方も伝えられている。

 汪氏は共青団派の要員で、胡錦濤氏と温家宝氏からの信頼が厚い。わずか33歳で安徽省銅陵市の市長に就任した当時、テレビで改革について語ったことが_deng_小平氏の目に留まったという。_deng_氏は1992年に同省を視察した際に汪氏と会見し、その翌年、汪氏は38歳の若さで同省副省長に抜擢された。

 汪氏が広東省書記に就く2007年までは、広東省は江沢民一派に握られていたが、2009年、省政協主席・陳紹基氏や深圳市長・許宗衡氏などの江沢民勢力を「重大な党紀違反」で締め出し、さらに2011年、江派重鎮の一人で、広東省長の黄華華氏も辞任に追いつめた。黄氏の汚職や腐敗の証拠を汪氏が握っていたとも言われている。

 そして、2012年には、汪氏は広東省でマフィアの取り締まりや、腐敗是正運動を大々的に展開し、数百名の幹部がそれによって失脚した。同じ共青団派の胡春華氏が広東省トップに就任した際には、同省は団派一色になっていたという。

(翻訳編集・呈工/張英)


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