<赤龍解体記>(113) 「特殊な団体」への特殊な迫害

2013年04月25日 17時10分
【大紀元日本4月25日】中国誌『Lens視覚』は今月7日、「馬三家からの脱出」と題する記事を掲載し、遼寧省瀋陽市郊外にある馬三家労働教養所で監禁される女性に対しての酷刑を暴いた。報道は習近平体制が主張する「法治の実現」を背景としており、昨年の党大会で格下げされた政法委の悪行を浮き彫りにしたことから、大きな反響を呼んだ。

 報道は、馬三家労働教養所に監禁された人々への取材や物証などに基づいて記されたもので、「小部屋監禁」「電気ショック」「死人ベッド」など多種の刑罰に言及した。この中のいくつかのものはもっぱら「特殊な団体に使われるもの」としている。

 馬三家労働教養所は、法輪功学習者に酷刑を加えることで、10数年前から国際社会に知られるようになった。Lensの報道は「特殊な団体」について明言しなかったものの、法輪功修煉団体であることは明白だ。

 主に女性を収監する馬三家労働教養所は、江沢民の法輪功迫害政策により1999年10月29日に、法輪功学習者を対象とする「女子二所」を設立した。それ以来、馬三家教養所は法輪功学習者を迫害するもっとも残酷な場所としての悪名が広がった。法輪功学習者への迫害の功績を褒め称えるために、2000年8月29日に、中国司法部(省)が法輪功学習者への「教育転向工作の経験交流及び表彰大会」が現地で行われ、当時の政法委書記・羅幹らの要人が挨拶した。その後、馬三家労働教養所の、酷刑で法輪功学習者を転向させる(法輪功の修練を放棄させる)経験が全国の労働教養所に広まった。

 その経験とは洗脳教育のほか、早朝から深夜までの長時間労働、殴打、電気ショック、睡眠剥奪、死人ベッド、性的暴行などである。全国の労働教養所に普及したこれらの「経験」は、法輪功学習者への迫害をエスカレートさせた。

 Lensの報道について、遼寧省当局は一旦、徹底調査を行うと応じたが、しかし調査の結果は、報道内容は「事実無根」であると発表した。この結果に驚く人はいない。なぜならば、調査チームの責任者は法輪功学習者への迫害にかかわった人物であり、調査チームの構成メンバーもほとんど政法委関係者であるからだ。また、法輪功への迫害は共産党政治の重要な一環として実施されてきただけに、それを否定すれば共産党を否定することにもなるからだ。

 いずれにしても、今回の報道とそれについての「調査結果」は、人々に「特殊な団体」への特別な迫害の残酷さ、ならびに中国共産党の邪悪な本質をより一層認識させることができたであろう。

(呈工)


関連キーワード
^