「大気汚染より重大」 北京の水汚染「危機的」

2013年08月08日 15時20分
【大紀元日本8月8日】北京市の生活用水を供給する5つの水系の汚染はいずれも深刻であることがこのほど、環境保護部の調査で明らかになった。「大気汚染の問題よりも重大」だと専門家は注意を喚起している。地元紙・新京報が8日伝えた。

 環境保護部(省)の調査は北京市の5つの水系の50の河川を対象とした。すでに干し上がった9つの河川を除き、すべての河川は汚染物質が基準値を超えている。

 汚染物質のなかで、アンモニア性窒素汚染がもっとも深刻だという。14の河川は基準値を10倍以上上回り、基準値の75倍の河川もあった。有機物の含有量を示す酸素消費量やリンの総量も、すべての河川で基準値超えが確認された。

 深刻な水質汚染は汚水処理施設の欠如によるものだと同調査。特に、都市部と農村部が接する地域では、人口は急増しているが、汚水処理施設の普及率はまだ6~7割にとどまっている。汚水管整備も遅れを取っているため、多くの地域では、家庭や町工場からの汚水は川に垂れ流されている。

 調査を行った環境保護部の華北環境保護監査センターは、北京市の水汚染状況は「危機的」だとしている。専門家も「北京の地表水汚染は、厳密に言うと、大気汚染の問題よりも重大」だと指摘し、警鐘を鳴らしている。

北京動物園の汚染された湖で泳ぐ水鳥、2013年4月撮影 (Feng Li/Getty Images)

ゴミで埋もれた北京近郊の川、2012年3月撮影 (MARK RALSTON/AFP/Getty Images)

(翻訳編集・張凛音)


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