中国政府高官「生きていられるのは政府の寛容」、香港民主派への露骨な威嚇か

2014年09月17日 18時31分
【大紀元日本9月17日】中国政府駐香港特区連絡弁公室(中聯弁)のトップ、張暁明(Zhang Xiaoming)主任は8月末の民主派議員との会談の際、民主派が依然として生きていられるのは、中国政府(共産党)の寛容と礼儀の証であると話した。最近、この話が海外メディアに暴露されたことによって騒動が引き起こされた。しかし、同氏は解釈が間違っていると弁解した。

 香港紙・アップルディリーは12日、AP通信社の報道を引用し、張暁明主任は8月下旬に香港民主派との会談で「あなた達が生きていられるのは、政府(共産党)の寛容と礼儀のおかげ」と話した。さらに、一党独裁の終了を求めるのであれば、中国本土で生存することは出来ないと話した。

 張主任は、香港メディアの報道は真実ではなく悪辣だと非難し、海外メディアの翻訳に問題があると主張している。

 11日付のロイター通信も、香港民主派議員・梁耀忠氏が北京当局は香港民主派が特区長官への選挙出馬を許すかどうかと質問したところ、張主任は「あなた方が生きている事を許されているのは、国家が寛容であることを示している」と即座に答えたと、2人の匿名の関係者の話を引用して報じた。

 さらにロイター通信は13日、別の報道を出し、その文末でロイターの報道は間違っていないと主張した。引用したのは、同会議に参加した2人の匿名の関係者から聞き取った張主任の話であり、翻訳も間違っていないと強調した。また、張主任に確認したが、未だに返事がないと述べた。

 一方、中国軍駐香港部隊の動きが、最近、活発化していると複数のメディアが報じている。今年6月末、中国政府は一部の香港市民を駐香港部隊の見学に招待し、テロ対策訓練を中心とした訓練を披露した。

 7月末、「占中」(ビジネス中心街を占拠)する香港民主派の大規模な抗議活動に対抗するために中国軍駐香港部隊は戦車や催涙弾を使った軍事演習を行った。

 8月28日朝、中国軍駐香港部隊の数台の装甲車列が香港市内の中心部を通過した。複数の市民が目撃したという。中国当局は武力を誇示して香港人を威嚇しているとみられ、香港の情勢は不安定で緊張がいっそう高まっている。

(翻訳編集・鈴木真弓)


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