自動化

オートメーション化は雇用を作っているのか、消滅させているのか(2)

2017年04月16日 10時40分

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、世界最大の投資管理会社であるブラックロック(BlackRock)社は最近、数十人の資産管理マネージャー職の仕事をロボットに置き換えることを明らかにした。この5兆1000億ドルの資産を管理するヘッジファンドは、規模の大きな米国株式に投資するとき、人間の判断ではなく、コンピュータ分析に頼る仕事を増やした。

 また、ウェルスフロント(Wealthfront)社やベターメント(Betterment)社のような、独自のアルゴリズムを使用したポートフォリオ管理サービスを提供する企業も「ロボ・アドバイザー」を備えている。

 PwCの金融技術部門のトップであるディーン・ニコラカキス氏は、「金融サービスを見渡すと、より複雑なビジネスはオートメーション化される機会が最も多い」と語った。

 クレジットカードや預金口座などのシンプルな商品は、すでにコンピュータ化されている。 しかし、デリバティブ、住宅ローン、貿易金融などのより複雑な製品の自動化は、手作業を必要とする複雑な契約になる。

 いっぽう、マシンがこれらの製品の複雑さをどのように処理するかを学んでいけば、人間の仕事を越える可能性があるとニコラカキス氏は述べる。

オートメーション化「機械代行ではなく、人の仕事支援」

英ロンドンで2017年2月、ロボット見本市で展示された日本企業によるアンドロイド・ロボ「コドモロイド」 (Carl Court/Getty Images)

 過去5〜10年間で人工知能(AI)の性能向上により、機械はより洗練された仕事や活動ができるようになった。ロボット主導の未来について懸念されるのは、この「進歩」だ。

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