袁斌コラム

ある豚の遺書「死ぬ前に一言いいたい」中国養豚業を告発

2017年05月13日 19時34分

 俺は豚。もうすぐあの世に行く運命にある。このままお別れするつもりだったが、黙って逝くのには心残りがある。遺書を残すことにした。そうすれば、豚に生まれてきた甲斐もある。

 短い一生だったが、豚に生まれたことを後悔していない。人間は万物の霊長だというけれど、俺たち豚も、人類の歴史上、大きな役割を担ってきたと自負している。豚肉は人類が古くから慣れ親しんできた。食用する人口は最も多く、品種も最も豊富だ。もし豚肉が無かったら、人類の生活や歴史が様変わりするはず。そうだろう?

 もっとも、豚としての人生に後悔はなくとも、生まれる場所を間違えたことだけは、とても悔やんでいる。もし来世があるならば、もう絶対に中国だけはご免だ。君たち中国の消費者に、あまりにも申し訳ないからだ。

 今どきの豚肉は美味い食べ物どころか、君たちの健康を損ない、命を危険にさらす毒食品でしかない。俺たちのほとんどは、添加物の入った飼料で肥育されるものだ。より大きな経済利益を追い求め、より多く金を稼ぐために、俺たちの飼い主がエサに何を混ぜているか、君たちは知っているか?

 ずっと昔、俺たちの先祖は自然な食べ物を与えられて育ち、通常は100キロに成長するのに12カ月かかっていた。だが今は違う。俺たちは促成肥育で飼育され、わずか5~6カ月で100キロから150キロに成長する。飼料にさまざまな添加物が使われているからだ。

ブタの添加物とヒトへの影響

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