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日中韓関係

日本、半島有事に基地使用許可を申し入れ「中韓合意」で韓国は難色=韓国報道

2017年12月18日 20時00分

韓国メディアのTV朝鮮は12月17日、日本政府が朝鮮半島有事の際、在韓邦人の避難のために烏山・米軍基地の使用許可を韓国政府に申し入れたと報じた。韓国側は、日韓の歴史的背景のほか「日米韓が軍事同盟に発展しない」との中韓合意により、自衛隊機の受け入れには難色を示している。

報道によると、長嶺安政・在韓日本大使が韓国政府に、半島有事の際にはソウル南40キロメートルに位置する烏山・米軍基地の使用を申請したという。別の協議でも、日本当局者は韓国軍と米軍に同様の意志を伝えた。

在韓日本大使館などによると、これまで退避時の輸送手段は民間航空機を想定するとしていた。しかし、12月17日付の産経新聞によると、政府は自衛隊の陸海空のヘリや航空機、艦艇を使用して、長崎県・対馬と韓国・釜山の間で輸送する計画を用意しているという。

韓国南部に位置する釜山は、対馬から約80キロ。高速船なら片道1時間の距離だ。

韓国内の邦人は約3万8000人だが、観光客などを含めれば5万人以上にのぼり、多くは北朝鮮との軍事境界線から約30キロ離れた首都ソウル周辺に滞在すると推計されている。

自衛隊受け入れに否定的な韓国

朝鮮半島有事において、日韓の協調に不穏さを感じさせる報道がある。

朝日新聞12月16日付によると、北朝鮮が11月29日に新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15号」を発射した際、日本は韓国との防衛相会談を試みたものの、韓国側が拒否したという。

同紙は「日米韓協力が軍事同盟に発展しないよう求める中国側に配慮したとみられる」との推測を示した。

日本政府も、植民地時代の歴史から、自衛隊が領域内に入ることに韓国が強く抵抗することを認識している。産経新聞10月25日付によると、在韓非戦闘員の退避活動は、日本が主要な中継地点になり、米国やオーストラリア、カナダを中心とした有志連合が連携する。

同紙は「自衛隊を有志連合の一角と位置づける方が、(韓国領域に入るのに)同意を得やすいと判断している」と複数の政府関係者の話を伝えている。また、有志連合は軍事作戦とは異なる退避活動という人道的措置であり、国連決議で採択を求めることも視野に入れるという。

中韓合意「3つのノー」で自衛隊受け入れ論さらに困難に

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