THE EPOCH TIMES
浸透工作

中国、民主制度を利用して海外で浸透を図る=豪学者

2018年05月09日 15時02分

中国共産党政府は、西側諸国の民主主義を利用し、民主主義を破壊しているとオーストラリアの学者が警告している。 

豪チャールズ・スタート大学公共倫理学教授クレイブ・ハミルトン氏の著書、「サイレント・インベージョン(静かなる侵略)が話題だ。2018年2月出版された同著書では、豪州に移住した中国人富豪が現地企業や政治家に巨額献金し、中国に有利な世論や政策を作り出したという浸透工作を明かす。 

ハミルトン教授は著書のなかで、中国共産党がどのようにオーストラリアへ浸透していくかを実例を挙げて解説する。例えば、世界に点在する中国系組織の利用、入札や取引に便宜を図るなどの賄賂、統一戦線部がコントロールする中国人留学生とスパイ工作など。

また、自由貿易協定(FTA)や南シナ海問題でも「中国は米国を脅かすことはできない。だから米国の同盟国に対して圧力をかけている」と説いた。

経済では、自由主義と民主主義の元で、合法的な取引を通じ、オーストラリア企業をチャイナマネーで制圧し、中国の共産主義思想を浸透させる。「オーストラリアの自由を守りたければ、中国の侵攻を防がなければならない」と主張した。

豪スカイニュースによると、ハミルトン教授の著書は当初、大手出版社Aleen&Unwinと出版契約を結んでいたが、中止され、その後も2社から断れたという。著書には個人名や組織名も明かされている。中国からのサイバー攻撃や在豪中国人の訴訟を恐れたためだと教授はみている。 「学術論文が圧力を恐れて発表できないとは遺憾だ」と教授は述べた。

高まるオーストラリアと中国間の緊張

ここ数カ月間、オーストラリアと中国の緊張は高まっている。

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