ヤフー、またも利用者裏切り、中共の反体制言論者10年の懲役刑

2006/04/30 13:27
 【大紀元日本4月30日】ヤフーが利用者情報を中共に提供したことで、中国大陸の反体制言論者が2003年、中共政権に10年の懲役刑を科されたことが最近、米人権組織の発表で分かった。この案件はヤフーが利用者情報を中共政権に提供する4つ目の事例という。

 米国の人権観察組織「中国人権」(本部・ニューヨーク)の情報によると、被害者は北京の反体制言論者のネット作家・王小寧氏(55歳男性)。王氏は2002年9月、当局に逮捕され、一年後、北京市第一中級人民裁判所に、「国家転覆罪」の罪で10年の懲役刑を科せられた。

 王氏に対する告訴は、彼が2000年から2002年の間、中国大陸と香港で多党化政治を提唱する内容を書いた電子マガジンを流布したという。これらの電子マガジンは、ヤフーメールを通して配送された。

 王小寧氏のホームページには、彼自身が本名またはペンネームで文章を公表し、このほかにも民主活動家の文書が掲載されていた。

 「中国人権」によると、ヤフー香港が公表した王小寧氏のメールアドレスの1つはbxoguh@yahoo.com.cnであり、中共の判決書は、このメールアドレスを証拠として書き記しているという。ヤフー香港がまた、王氏が使ったもう一つのヤフーメールアドレス(ahgq@yahoo.com.cn)を公表した。

 また、判決書には、「2002年9月1日、公安当局は王小寧氏の自宅を強制捜索し、パソコンから『不適切な言論』を発見した」と記述、「ヤフーの管理者も2001年に王小寧氏の言論の中に政治要素が含まれていることに気づき、彼のメールの送信を中止した」と明確に書き記している。

 しかし、判決書には顧客情報を提供したのは、ヤフー香港であるかどうかについて説明がない。そのためヤフー中国である可能性も考えられる。

 ヤフー香港のスポークスマンは28日、王小寧氏の案件を知らないと発言した。

 今回の案件は、ヤフーが利用者情報を中共政権に提供する4つ目の事例。これ以前も、同社は中国人記者・師涛氏の個人情報を中共政権に提供した結果、師涛氏は昨年4月、国家秘密漏洩の罪で10年の禁固刑を言い渡され、現在も服役中。

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