王記者が米記者クラブで記者会見、中共は全力で阻止

2006年05月20日 15時53分
 【大紀元日本5月20日】米ナショナル・プレス・クラブは16 日、ホワイトハウスで行われた中国国家主席・胡錦濤を歓迎する式典で、中国での法輪功迫害への抗議行動に出た「大紀元」の王文怡記者を招待し、記者会見を行った。王記者は、中共政権による法輪功への7年間にも及ぶ集団弾圧や、生きている法輪功学習者の臓器を摘出・販売する実態について詳しく説明した。一方、中共幹部は主催者側に電話をし、記者会見の中止を要求したが、記者クラブはこの要求を拒否した。米国の主流メディアや、駐ワシントンの外国記者らが取材に訪れ、米国C-SPANテレビが記者会見を中継した。また、臓器摘出が行われていた蘇家屯秘密収容所の存在を最初に暴露した中国人ジャーナリストと臓器摘出に関わった執刀医の元妻も記者会見に同席した。

 今回の記者会見を主催した記者クラブの新聞委員会副委員長ピーター・ヒックマン(Peter Hickman)氏によると、記者会見が始まる二時間前、中共幹部が電話で、記者会見の中止を要求してきたという。それに対し、ヒックマン氏は堅く拒否し、「報道の自由は記者クラブの最重要の主旨で、米国の立国精神でもある」と語った。

 また、ヒックマン氏は、「王記者事件の背景について、多くの人がより詳しい事情を知りたがっている。記者クラブで検討した結果、この件に関しては報道価値があると判断し、今回の記者会見を開くことを決定した」と説明し、中共政権は(法輪功への集団虐殺の)内幕が国際社会に暴露されることを恐れているため、干渉行為に出たのだろうと述べた。

 米国シンクタンク・ハドソン研究所のベテラン学者マイケル・ホロウィッツ氏も記者会見に出席した。同氏は、「このようなやり方は中共の常套手段であり、彼らは法輪功を歪曲し続け、真相が明るみに出るのを恐れている。もし国際社会の人々が王記者と接触し、医学博士でもある、勇敢な2人の子供の母親と対面したら、中共政権による法輪功の宣伝は、詐欺であるとたちまち見破られるだろう。また、人々は法輪功への集団弾圧について追求を始めるだろう」と述べた。また、同氏は、「弾圧の真相は米国市民の心に強い衝撃を与えるはずであり、これが重要なポイントだ。中共が法輪功学習者を迫害する真相や、迫害の理由などについて、人々は知るべきだ」と訴えた。また、同氏は、法輪功学習者は自分個人の自由のためだけではなく、すべての中国人の自由のために、平和的に真相を説明し、抗議活動を展開していると評価した。

 王記者:自身の安否をまったく顧みなかった

 王記者は記者会見で、「もし私が(米国で)刑務所に投獄されても、私の目、私の腎臓、私の心臓、私の命は依然存在する。しかし中国では、大勢の法輪功学習者が、『真、善、忍』の信仰を堅持するだけで、中共政権から迫害され、生きたまま臓器を摘出され、その後焼却処分となる」と涙ながらに語り、数千万人の法輪功学習者の叫びを全世界の人々に届けたい一心で、ホワイトハウスの歓迎式典での行動に出たと説明した。抗議当時、自身の安否については、まったく考えもしなかったと述べた。

 また、王記者は、「今年3月初め、法輪功学習者の臓器が強制摘出・販売されている事件が暴露された。将来この歴史の一ページを振り返るときに、この類のない残酷な虐殺を目の前に、いったい自分はどういう反応を示したのか。一人一人が自分の心に問いかけてほしい」と訴えた。

 中共政権による法輪功への集団弾圧の真相

 米国へ脱出した中国人ジャーナリストは3月初め、生きている法輪功学習者の臓器を強制摘出し、売買する巨大な中国の蘇家屯秘密収容所の存在を暴露した。その直後、この秘密収容所で臓器摘出に関与した執刀医の妻(現在は米国に在住)も証言に出た。その後3週間、中共政権は沈黙し続け、一方で蘇家屯秘密収容所の証拠隠滅を図った可能性が高い。さらに、3月31日、瀋陽軍区のある軍医が匿名で新たに蘇家屯秘密収容所の実態を証言し、このような秘密収容所は全国36ヵ所以上に上ると明かした。

 1999年に法輪功弾圧が発動されてから、多くの法輪功学習者が行方不明となり、家族が探すことも禁止されてきた。海外向けに公開している臓器移植サイトなど、様々な方面から入手した情報を分析すると、臓器強制摘出・販売するための秘密収容所や、労働収容所、臓器移植機構が全国範囲に存在するとの裏づけが取れた。「真相調査委員会」のメンバーが、移植患者を装い、中国各地の臓器移植機構に電話調査を行ったが、ほとんどの関係者は、中国での臓器移植の提供者は法輪功学習者であると説明した。

 人権派弁護士・高智晟氏は、2004年年末から中共最高指導部に計3通の嘆願書を進呈し、その中で法輪功学習者が受けている、想像の域を超える残酷な拷問の実態を陳述し、迫害を一刻も早く中止するよう要請している。

 王記者は事件後、世界各国の50近くの主流メディアから取材を受けてきた。王記者は一貫して、徹底した情報収集を行い、中国の病院や臓器移植機構、労働強制収容所などに対し、公正かつ独立した調査が行われる必要性を訴え続けている。

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