中国:金次第の養子縁組、お得意先は米国人

2006/08/13 21:25
 【大紀元日本8月13日】中国人の子供の引き取りが、中国の夫婦にとっては難しく、逆に外国の夫婦にとっては比較的に容易であると言われている。中国の関連機関も中国人に対して養子縁組サービスを提供したくないようだ。

 カナダのグローブ・アンド・メール紙は7月24日、中共国営の児童養護センターである中国児童養護事務センター(China Center for Adoption Affairs)のウェブサイトからこの点を明らかにした。同サイトで「国際養護」という項目を選ぶと、英文が現れ、外国人が参考にできる養子縁組情報が多く掲載されている他、よくある質疑応答も用意されている。しかし、「国内養護」という項目では、質疑応答の項目もなく、しかも他の情報も不足している。

 カナダ人や国際養子縁組を望む西洋人の大多数にとって、中国はすでに最多の子供の提供源になっている。カナダでは2004年に中国人の子供1001人が引き取られた。同年のこの数字はカナダ人が引き取った外国の子供の半数以上を占めている。

 しかし、中国人夫婦の多くは冷遇されている。2005年に、中国の家庭が中国人の子供を養子にした数はたったの38000人に過ぎず、この数字は13億の人口に比して非常に少ない。

 外国人のほうが特別に待遇されていることが明らかになったが、多くの利益を生むからである。中国の多くの孤児院が政府当局によるものではないことが障碍になっており、中国人の家庭が中国人の孤児を引き取るのを妨げている。

 中国人の子供を引き取りたいと思う外国人は、仲介業者を選ぶことができる。これらの仲介商は皆、一連のサービスを提供している。ホテルの予約を初め、移動手段の提供、書類の処理と通訳などはもちろん、更に書類を待っている間に観光に連れて行くサービスもある。しかし、中国人の夫婦にそのようなサービスはない。

 この理由が、中国における養子縁組への障碍のひとつとなっている。中国の個人営業や非政府組織による子供の養子縁組が極めて盛んに行われており、闇では子供の誘拐から販売までのルートもある。今年初め、中国南方の6つの孤児院が2002年からずっと子供を販売し、去年だけで誘拐された子供78人を買い取ったことを中共当局が認め、関係者の少なくとも33人が処罰された。外国人は中国人の家庭よりもこの6つの孤児院の子供を引き取る際に通常よりも高い料金を支払っていたという。

 このほか、ワシントン・ポスト紙は3月12日、外国人夫婦が引き取った中国人の子供は、中国での不法商人によって誘拐や売買された可能性が高いと指摘し、中国人の女児は貴重な商品になっていると報じた。

 報道によると、米国政府は米人夫婦が中国人の子供を扶養できるよう、昨年は8000人分近くのビザを発行した。中国の報道によると、1992年以来、50000人を超える中国人の子供がアメリカに引き取られ、10000人を超える子供がその他の国に引き取られている。

 内情を知っている人物の話によると、ある孤児院は誘拐などで子供を買い、その後海外の家庭にその子供を引き取ってもらうよう手配をする。子供一人を引き取るには3000米ドルを支払わなければならず、この数字はおよそ中国人の平均年収の2倍になる。

 中国養護事務センターの話によると、外国人家庭が子供を引き取るために支払ったお金は孤児院の子供の面倒を見るための補助になるという。しかし、孤児院自身費用をむやみに取り立てている傾向がある。中国人の子供を引き取るためには少なくとも3000米ドルを支払わなくてはならず、アメリカ人は昨年、約2400万米ドルを中国の孤児院に支払っている。

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