【中国のことわざ】四面楚歌

2006/12/03 21:21
 【大紀元日本12月3日】【四面楚歌 Sì miàn chǔ gē】(しめんそか)。四方から楚の歌が聞こえてくる。→敵の中に孤立して、味方がいないこと。周囲が敵(または、反対者)ばかりで味方がいないこと。孤立無援。

 中国秦代末、楚の項羽の軍は、垓下で劉邦(のちの漢の高祖)に包囲され、垓下の城壁に篭城することになった。兵は次第に少なくなり食料は尽きてしまった。そのとき、劉邦は深夜、四方を取り囲む漢軍に楚国の歌を歌わせた。項羽はそれを聞いて、「漢はすでに、楚の地を全て自分のものにしたのだろうか。敵陣に楚の人が何と多いことか。楚の民はもはや漢軍にくだったのか」と驚き嘆いた。項羽はこの垓下の戦いで大敗し、四面楚歌の中を脱するも、呉の直前の烏江で自害した。一方、劉邦はその後、中国全土を掌握し、漢を建国し、高祖としてその名を歴史に轟かせることとなった。

 今日の中国共産党は、すでに世界最大の「汚職党」・「腐敗党」になってしまった。倫理と道徳はひどく破壊され、偽商品は氾濫し、売春婦はいたるところで徘徊し、麻薬もまた出回り、役人と暴力団が結託し、暴力団は社会に横行している。1500万人以上の人が脱党し、共産主義を信じる国民はもはや一人も居ない。中国共産党の統治はまさに四面楚歌の状態である。

 出典:司馬遷《史記》

(編集・縁修)


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