中国製ベビー用品、鉛汚染で販売中止=米トイザらス社

2007年08月23日 09時33分
 【大紀元日本8月23日】世界展開しているおもちゃ大型量販店「トイザらス」はこのほど、ビニル材質の中国製ベビー用よだれかけから鉛が検出されたため、全米での販売を中止し、返品を受け付けると発表した。同社の公報担当者は、「どうして鉛が検出されたのかわからないが、品質管理の過程で、この問題が発見された」と話した。

 ニューヨーク・タイムズ紙によると、カリフォルニア州の環境団体などが独立検査した結果、同社が販売するよだれかけから鉛が検出されたという。

 問題のよだれかけを製造したのは、クラウン・クラフト社傘下のハムコ・べビー・プロダクト社。

 トイザらスの広報担当者は、これらのよだれかけの汚染度合いは、自社の安全基準を超えているが、政府の基準には合格していると説明し、消費者に対し、あまり心配する必要がないと呼びかけた。

  一方、「政府の安全基準が緩い」と指摘する弁護士もいる。また、今回の検査を実行したカリフォルニア州環境健康センターのピザーロ主任補佐は、「問題のよだれかけは、危険性のある商品であり、トイザらス社が安全かつ適切にこれらの有毒よだれかけを処分するのを願っている」と述べた。

 トイザらス社は、全米の841箇所、カナダの66箇所の販売店で、今回の鉛汚染よだれかけを販売中止の措置を取った。

 今年5月には、ウォルマート社は自社販売のビニルベビーよだれかけを販売中止していた。原因は鉛汚染で、そのメーカーも今回と同じ、ハムコ・べビー・プロダクト社だった。ウォルマート社の顧問弁護士は、「赤ちゃんは、よだれかけを噛む可能性がある…。このような商品は子供に健康危害を与える」として、会社側に自主回収を提案したという。

 消費者の安心感を呼び戻すために、トイザらス社の広報担当者は、安全品質を守るために、自社は販売中の商品を再度検査していると強調。

 米消費製品安全委員会(Consumer Product Safety Commission)は、毎日よだれかけに2500回以上触れない限り、血液中の鉛の濃度が上昇し危険が生じる可能性はないと測定の結果を公表した。

 それに対し、ニューヨーク州の民主党議員ヒラリー・ロダム・クリントン(米クリントン元大統領の夫人)は、同委員会に書簡を送り、「全国で鉛汚染された問題のよだれかけを販売中止すべきである。これらの商品の危険性が実証されてから、この問題に取り組む姿勢は不適切」と求めた。

 
(記者・任愛琳、翻訳・叶子)


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