【大紀元日本2月20日】米国バクスター製薬で生産された抗凝固薬ヘパリンが最近、米国内で多くの副作用を引き起こし、患者が死亡している。この薬物の有効成分は米国の提供会社の中国工場からのものであることが判明した。米国食品医薬品管理局(FDA)は現在なぜこのヘパリンが副作用を起こしたのかはっきりしないため、この工場に対し検査を行っていることを伝えた。
VOAによれば、米国食品医薬品管理局は昨年末から350例のヘパリン多量注射による健康問題に関する報告を受け取っていること、その中の40%の患者に深刻な症状が出ていることを発表しているという。これらの副作用として呼吸困難、悪心、嘔吐、発汗過多、血圧の急下降などがふくまれ、一部の患者には命に関わるショック反応が現れたという。現在すでに4人の患者がこのヘパリンを使用したことにより死亡している。
米国食品医薬品管理局スポークスマンのヘイディ・ロベロ(Heidi Robello)は、事件を引き起こした中国工場はもともと同管理局の検査を受けなければならなかったのだが、“人為的ミス”及び“通信技術系統の欠陥”等の原因によりこの工場に対する常例の審査許可検査が出来ていなかった。当局は調査のための職員を工場に派遣しているとのこと。
中国は世界でも薬物有効成分の生産が最も多い国だ。中国製の玩具や食品安全問題に関する報道が増えている中、輸出安全が中国にとって大きな課題となりつつある。
また米連邦上院で1日、同管理局から送られた書簡が発表された。昨年管理局が中国工場に行った検査は11回、世界各地の製薬工場に対しては170回行ったと伝えているそうだ。
バクスターは中国工場に対する再検査を計画しており、さらに上記の米国提供会社の米国工場も検査の必要があると話している。この検査により最近の副作用が増えた原因を確定する。
報道によれば、多くの医師がたとえ代わりに他の薬物を使用することが出来ても、その薬物がヘパリンのような即効性はなく容易に悪化すると話し、また管理局はバクスターがヘパリンの販売を続けることを許可するとも話している。全面的にこの薬物を回収することはヘパリン不足を起こし、危機を招くということだ。
(翻訳・坂本)
(08/02/20 02:57)
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