THE EPOCH TIMES

【党文化の解体】第2章(4) 「神佛の存在を否定する」

2008年05月03日 10時58分

 1-2)佛家と道家を批判する

 1-2)-(1)  神佛の存在を否定し、信仰の動機を歪曲する

 老子の思想は孔子によって「雲の中の龍」と考えられ、今日の西方学界によっても老子の思想は依然高く評価されている。「福には災難が付き添い、災難に福が潜む」、「千里の道は、一歩から始まる」等の『道徳経』に見られる箴言は今に至るも影響力を保っている。

 漢代以降、道家の符菉、丹鼎など各流派は悉く老子を尊び、張道陵、邱弘済、許旌陽、葛洪等の修道者は白昼に飛昇する奇跡を残した。また、歴代の帝王の中に道士を国師として尊んだ者は少なくなく、張良は「三寸の舌を以って帝王の師と為す」と自賛していたし、蜀国の諸葛亮、唐朝の袁天罡、李淳風、宋朝の苗光義、明朝の劉伯温等は全て開国の帝王に国師として尊ばれた。チンギス・ハーンも晩年にはるばる長春道人こと邱処機を招いて道の教えを請うた。

 

老子は『道徳経』の中で、天、地、人の自然法則を説いた(イラスト=大紀元)


釈迦牟尼は菩提樹の下で四十九日間座禅しているうちに、悟りが開いて、彼の到達した境地の宇宙の真相を洞察した後、人々に徳を重んじて善を行ない、輪廻から抜け出す道を教えた。

 釈迦牟尼には十大弟子がおり、いずれも高い神通力を持っていた。第二十八代目の弟子である達磨は一本の葦に乗って川を渡り、常人には不可能なことをなした。達磨はその後、少室山で九年間壁に向かって座禅して自分の体の影を石壁に映して千古の奇観を残した。禅宗の六代祖師・慧能は圓寂してから1000年あまり経つが、その体は腐らず、今でも広東省の南華寺に端坐している。

 中共は社会発展の歴史の中で神の存在を否定しながら、各宗教内部の代理人に創始者を否定する言論を散布させた。

 佛教では佛は天国世界の創造者であり、例えば極楽世界は阿弥陀佛の願力によって成就されたところであると考えているのに、中国佛教協会副会長であった趙朴初は1965年にインドネシアのスカルノ大統領との会見で「佛は神格化されたものである」、「佛は万物創造の主ではなく……人の吉凶禍福を主宰することはできない」と語った。

 同様に、中共にコントロールされたキリスト教の「三自教会」主席である呉耀宗も、自分はイエスの奇跡を信じないと公言し、「上帝はすでに人類を救う鍵を教会から取り上げて共産党に渡した」とまで言った。

 神佛の存在は宗教の根本である。佛教、道教、或いは他の正教において、信徒たちが日々努力して自分の境地を高めるのは、最終的に自分の信じている神佛の天国世界に往生できるようになるためである。例えば、佛教の浄土宗の信者は阿弥陀佛の極楽世界へ往生できることを望んでいる。もし神佛の存在を否定し、天国世界の存在を否定するなら、宗教信徒にとって、修行は全く意味の無いものとなり、宗教のような修行団体も瓦解してしまう。

 中共は無神論の宣伝者として、宗教を「自然の力と社会の力が人々の意識の中に作り出した虚像に過ぎない」ものであり、「搾取制度によってもたらされた苦難に対する労働者たちの恐怖と絶望から生じたもの」とした。この宣伝方針に基づき、天国や地獄、善悪応報のような宗教の教えは、すべて中共の否定する対象になった。

 中共は「社会の苦難は宗教が存在し発展する土壤である」と宣伝し、意図的に、人生の道で苦難に遭遇し、全てに失望してから宗教に入信した人を信徒の常態とみなしてきた。

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