【大紀元日本6月2日】「のどが痛いの?じゃ、サルビアのお茶でうがいなさい」「眠れないの?じゃ、ホップと鹿の子草のお茶を入れてあげましょう」という風に、ドイツの家庭では小さな症状が出たらすぐに、常備してあるハーブティーが登場します。古くから伝わる薬草の文化が現代の生活にも活きているのです。薬草の権威、M. Pahlow氏のレシピーを参考にドイツのハーブティーをご紹介しましょう。
バレリアン(Valerianae radix)
 | | バレリアン(絵・前田純子) |
西洋かのこ草は、ハーブ名としてはバレリアンあるいは、かのこ草が一般的なようです。西洋かのこ草(以下バレリアン)は、おみなえし科の多年草で、水辺や湿地に成育し、1mぐらいの高さになります。6月から8月ごろにかけて赤や、ピンクがかった白の小さい花をかたまり状に付けます。ハーブ用には、9月ごろに根を掘り起こし、よく洗ってヒゲ根を取り除いた後、乾燥させ、小さく切って使います。独特の強い臭いの成分は乾燥させることによって生成されます。
〔効用〕
バレリアンは鎮静作用があり、イライラと落ち着かない症状、神経性の不眠、神経性の動悸などに効果があります。独特の臭いがあるので、味や香りを楽しむというより、飲んだ後の爽快なリラックス感を楽しむハーブといえるでしょう。鎮静作用はありますが、眠くなるというわけではないので、車の運転前に飲んでも差し支えありません。むしろ、車の運転試験など極度に緊張しない方がうまく行きそうなときには、30分ほど前にバレリアンのお茶を飲むといいでしょう。また、現代人に多い神経性の不眠には、バレリアンのリラックス効果によって、眠りに就く前の寝苦しいイライラがなくなり、心地よくリラックスした状態でよい眠りに入ることができるでしょう。
〔バレリアン(かのこ草)茶の作り方〕
バレリアン茶さじ2に水を250cc注ぎ、10時間から12時間ぐらい置きます。その間、時々かき混ぜてください。この抽出液を少しあたためて、1日に2、3回飲用します。熱を加えすぎると、大切な成分が破壊されるので、人肌程度にあたためてください。
〔リラックスのミックスハーブ〕
バレリアンとメリッサを1:1の割合でミックスします。茶さじ2のミックスハーブにカップ1の熱湯(70−80度)を注ぎ、1時間ほど置いてから、飲用します。
〔神経性不眠に効果的なミックスハーブ〕
バレリアンとホップを1:1の割合でミックスします。ハーブティーの作り方は、上記リラックスのお茶と同じです。
〔有効成分〕
芳香油、Valepotriate、他多数
(エリカ)
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