【大紀元日本8月21日】多くの暴力事件の発生後、新彊ウイグル自治区は高い警戒状態が続いている。これと同時に中国の民間航空会社でも新彊路線及びウイグル族従業員に対する制限が目立ってきたようだ。
英国タイムズ紙によると、新彊ウイグル自治区では最近、テロ攻撃で多くの死傷者が出た。このため中国当局はこのほど、安全保障のために、南方航空会社のウイグル族パイロットに対し飛行禁止令を出したという。早ければ北京五輪終了後、復帰できる。また、同社のウイグル族客室乗務員は最近、新彊路線から他の国内線に移された者もおり、新彊路線便の乗務員はすべて漢族が担当する動きになっているという。
ラジオ自由アジア(RFA)が顧客サービス部門に電話取材したところ、従業員は関連情報を受け取っていないと答えた。しかし、この取材時、ウルムチとラサの路線便の安全検査は特に厳しいとの回答もしている。
「一般的にウルムチとラサ路線は検査が比較的厳しいのですが、どのような人に対してかは言えません。現在この2つの路線の安全検査は非常に厳しく、いつ終わるのかは最後にならないと分かりません」
ウルムチのある旅行会社従業員はネット上で記者の取材を受けた際、南方航空は新彊路線のウイグル族乗務員を移動させたとコメントしている。しかしもともとウイグル族乗務員は少ないので影響は少ない、しかも聞くところによるとこれは上級政策ではなく、ただ南方航空が万が一のために取った自主的な措置であり、他の航空会社でも同じような状況があるとは聞いていないという。
今年3月、南方航空のウルムチ・北京便で爆発未遂事件が発生し、当局はウイグル族の十代の女性を逮捕した。
ウルムチのある旅行会社の責任者である張さんは関連部門からの情報を引述し、現在の特別に強化された安全検査はパラリンピック終了まで続くと話した。
「今、我々のところでは警戒が特に厳しく、安全保障措置は9月23日のパラリンピック後に終了するらしい。この事で旅行客が昨年の半分にまで減ってしまった。爆発も原因の一つだが、それだけではない、原因はたくさんある」。
元新疆ウイグル自治区籍の四川省人権維持活動家である黄暁敏さんは最近、十年以上離れていた生まれ故郷のカシュガル市に戻り、現地の緊張した防衛措置の雰囲気に深く感じるところがあったという。
「カシュガルの全区域のいたるところが高い警戒状態にあり、平均20kmに一ヶ所の検査所があった。一つの品物を新疆管轄内に入れようとすると毎日3回も検査を受けなければならない。私が見たところウイグル族に対する警戒と検査は野蛮で粗暴だ」。
数日の帰郷でも黄さんは現地警察官に何度も質問をされ、さらには尾行もされた。当局は五輪の反テロで安全検査を強化するという正当な理由で職員を派遣しているが、深刻な人権侵害の状況と同じく効果は大きくないようだ。
(翻訳・坂本)
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