【大紀元日本9月1日】北京五輪が閉会してから1週間も経たない内に、北京五輪主会場所在地の朝陽区では、環境汚染問題における政府の対応に不満を持った住民たちの大規模な抗議デモが発生した。
8月30日、北京五輪主会場所在地である朝陽区の常営(チャンイン)および管庄(グアンジャン)の多くの住民は、近くにある大型ゴミ処理センターから発生する悪臭が長年継続している問題について、政府は北京五輪開催のために同区の環境を全力で改善したと宣伝しながら住民の生活環境を無視しているとして抗議を行った。抗議デモは一時、朝陽北路の交通を3時間にわたり中断させた。目撃者の情報によると、大量の警察が現場に駆けつけ、抗議者に対して暴力を振るったという。
海外中国語情報サイト「博訊」の報道によると、朝陽区の常営および管庄地区周辺には大型ゴミ処理場があり、悪臭がこの地区に常に充満している。また、ゴミ焼却後に発生したダイオキシン等発ガン物質は基準値の40倍以上に上る。この地区に住む多くの住民たちは長年に亘って政府に問題改善を求めてきたが、政府からの説明や改善策がなく、さらにゴミ処理場の南側約500メートル離れた場所に数百平方メートルの分譲住宅を建設している。
専門家によると、「世紀の毒」と言われているダイオキシンは無味無色、極めて毒性の強い分解しにくい物質で、ストックホルム公約にて禁止されている持久性有機汚染物の1つ。約80%が焼却炉から発生されるという。
北京朝陽区は、「鳥の巣」、「水立方」などの五輪主要会場の所在地。北京五輪の成功開催のため、当局は同区の環境改善を五輪重点プロジェクトとして扱い、旧建築物の取り壊し、道路の修繕、緑地の増加、ゴミ問題、空気の汚染などの処置を通して同区の環境を大幅に改善したと宣伝している。
(翻訳/編集・余靜)
(08/09/01 07:19)
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