【大紀元日本9月2日】約5億ドルを着服し逃亡先の米国で逮捕された中国銀行の元支店長らとその妻たちに判決がこのほど言い渡された。
余振東・容疑者、許国俊・容疑者、許超凡・容疑者は全員中国銀行広東省の開平支店の支店長を歴任した。1991年から、同銀行の資金を着服し始め、総額は4・83億ドルに達し、長年かけて、その金を米国に移送した。
2001年、容疑者とその妻たちは米国に出国、同年、中国当局による同支店の会計監査で、巨額の着服が判明した。
その後、余・容疑者夫婦は2002年12月、許国俊・容疑者夫婦と許超凡・容疑者夫婦は2004年の9月と10月に、それぞれ米国国内で逮捕された。2004年9月21日、米国検察局が一味を起訴した。
余・容疑者は犯罪事実を認め、中国での裁判を望んだため2004年中国に送還され、12年の懲役刑に処せられた。余・容疑者は帰国までに中米双方と1年以上にわたり交渉し、中国国内で裁判を受ける条件として、12年までの懲役刑や、服役中に虐待を受けないなどの約束を交わした。また、共犯となるその妻は米国側と司法取引をし、米国籍は剥奪されたが、上訴しながら米国に留まっている。
BBCによると、米国ラスベガスの地方裁判所は8月29日同案件の裁判を行い、許超凡・容疑者と許国俊・容疑者、その2人の妻に、共謀詐欺、共謀マネーロンダリング、共謀盗み金の移転などの罪が確定した。
また、上記の罪状のほか、一味は全員米国人と偽装結婚し、米国籍を取得し米国に入国したため、移民法違反と旅券偽造の罪も確定した。
ロサンゼルス、ニューヨーク、カリフォルニアなどは中国共産党政権の汚職幹部が最も好む潜伏先である。カリフォルニア州の不動産業者によると、ここ数年、華人が多く居住する地区では、中国からの不動産購入資金が約4割増加、しかも、100万ドル以上の豪邸がよく買われている。多くはローンなしの現金一括払い。そのため、同地区の高級住宅の価格が倍に値上がりした。
米中両国は犯罪人引渡条約を結んでいないが、米国政府はこれらの汚職幹部の追跡に積極的に動いている。カリフォルニア州警察によると、中国当局は米国側に「国外逃亡の汚職幹部の名簿」を提供したが、その中には千人以上登録されている。大多数はロサンゼルスとニューヨークに集中している。また、FBIや、移民局、税関、国税局、各地の警察も、関連の調査に参加している。両国の警察当局はその関連の取り締まりに関する多くの協定を交わしたと伝えられている。
(翻訳・編集/叶子)
(08/09/02 06:25)
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