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北京の大気汚染の様子(Frederic J.Brown/AFP/Getty Images)

中国のゴミ焼却場による汚染拡大、世界中に被害の恐れ

 【大紀元日本8月16日】今や世界最大のゴミ産出国となった中国。05年に世界銀行が「中国がゴミ焼却場の建設を加速し、汚染対策を怠れば、世界の大気中のダイオキシンの量は2倍になる」と危険性を指摘してから、中国はゴミ焼却場の建設を控えてきた。しかし、十分な環境対策は講じられておらず、多くの焼却場からは、煤煙や粉塵が気流に乗って太平洋を越え、米国にまでおよんでいるという。

 米ニューヨーク・タイムズ紙は12日「中国のゴミ焼却場が世界を脅かす」と題した記事を掲載し、中国のゴミ焼却場から発生するダイオキシンや水銀などの汚染物質が、ジェット気流に乗って米国を含む世界中に広がっていると伝えた。また、中国の多くのゴミ焼却場では、環境対策にバラつきがあることも問題になっている。極端な例では、広東省の深セン市宝安のゴミ焼却場では、ダイオキシンやその他の汚染物質は検出されていないが、一方、同市の龍崗にあるゴミ焼却場からは、黒煙が吐き出され、異臭が充満し、住民からの苦情が殺到している。宝安のゴミ焼却場では、焼却コストが龍崗の10倍かかり、国や地方などでゴミ焼却場に関する基準があいまいなのが現状だ。

 焼却後に残る灰にも、ダイオキシンやその他の汚染物質が含まれている。それらの灰を埋め立てる場所は少なくなっており、灰はそのまま捨てられているという報告もある。

(翻訳編集・坂本)


 (09/08/16 18:02)  





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