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国境線での中国側発砲報道、印政府が否定

 【大紀元日本9月17日】インドメディア「タイムズ・オブ・インディア」は15日、インド・チベット国境警察隊の哨兵2人が、 実効支配線を隔てた中国側からの発砲で負傷したと報道した。しかし、同日、インド政府は発砲事件を否定した。

 報道によると、印シッキム州北部のケラン(Kerang)で、ITBP(インド・チベット国境警察隊)の哨兵2人が、実効支配線(暫定的国境・LAC)を隔てた中国側からの発砲で負傷した。同地区で発砲に至る事件は、1996年の中印停戦合意以来初めてのこと。約2週間前の出来事であったが、隠蔽されていたのを、高官情報筋から確認をとって報道したものだった。

 同紙は、このケラン発砲事件を「話し合いのない発砲」として深刻に扱っているが、同日、ITBPのスポークスマンは「事実無根の不正確な報道」と否定し、インド外務省スポークスマンも公式否定の声明を出した。

 ネパールとブータンの間に位置するシッキム州北部の面積2・1平方キロメートルの「小指の地区」の国境線で、中国は圧力を強化しているようで、昨年は巡回車が1キロほどインド側に侵入している。今回のケランでの発砲により、8月30日、国境警備担当の予定外の会議が開かれ、先週は実効支配線全域の警備の見直しが、ディーパック・カプール陸軍参謀長立ち合いのもとで行われている。

(編集・鶴田)

 (09/09/17 09:57)