「生きててよかった」 香港の悪天候で着陸できず 乗客が振り返る恐怖体験

2024/05/04
更新: 2024/05/04

「死ぬかと思った」ー。

4月30日、香港を拠点とする航空会社「キャセイパシフィック航空」の上海発香港行きCX341便が悪天候に遭遇し、香港国際空港へ2度も着陸できなかった。その後、深センに着陸し、給油後に再度離陸して目的地の香港へ向かい、最終的に香港国際空港に無事着陸できた。

機内の乗客たちは空中での激しい揺れや無重力状態などを経験し、パニック状態に陥った。

当時の搭乗客と思われる多くのネットユーザーが同便での恐怖体験をSNSに投稿しており、一部乗客は中国メディアの取材に応じて「無事生還できた」喜びを語っている。

「少なくとも3、4回はお尻が座席から浮いたよ、カバンの中のものがすべて飛び出した。もはや揺れといえないぞ」

「機内は乗客の叫びと、子供の泣き声であふれ、また嘔吐物のにおいが充満した、こんな経験は人生で2度としたくない」

「死ぬと思った」、「生きててよかった」、なかには携帯のなかに「遺言」を残した乗客もいたという。

当時の機内の様子を捉えた動画のなかには、混乱した薄暗い機内で、泣きじゃくる人もいれば、「大丈夫だよ」となだめる人、さらには「機長、頑張れ!」と叫ぶ人もいた。
 

李凌
エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!
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