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中国証券業界の死刑第一号となった楊彦明(ネット写真)

中国:証券業界の死刑犯 第一号、処刑へ

 【大紀元日本12月10日】中国証券業界で初の死刑が8日午前に執行された。処刑された元証券マン、中国銀河証券北京望京西園営業部の元総経理・楊彦明(51、男)が、賄賂に使ったとされる6500万元(約8億5千円)の不正流用資金の行方について、最後まで供述がなかったため、解明されないままとなっている。

 中国紙「北京晩報」によると、「中国証券業界の死刑第一号」とされる楊彦明は、在任中6500万元の巨額資金を不正流用したとして5年前に逮捕された。その後の取調べで、資金の一部を賄賂として使ったと供述したものの、その賄賂先については最後まで供述を拒否した。検察側も楊彦明容疑者の個人名義の巨額の不明資産は確認できなかった。

 処刑前、判事の質問に、淡々と「この案件の責任を誰かが取らないといけない。もし当初自殺を試みなければ、ばれなかったかもしれない」と答えた。

 犯行事実がまだ判明していない2004年に、楊容疑者は自宅で自殺を図った。汚職事件の真相を封じようとしたとの見方が強い。

 容疑者の家族が依頼した代理弁護士の銭列陽氏は今年4月、死刑の最終判決が出されたとき、「もし、楊彦明が死刑になれば、恩恵を受けて喜ぶのは、裏幕の賄賂を受け取った人たち」と無念さを示した。

(翻訳編集・叶子)


 (09/12/10 08:34)  





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