[ワシントン 8日 ロイター] – トランプ米大統領は8日、過去の事業で総額10億ドル超の損失を計上したとの報道を受け、会計処理は「スポーツ」のようなものと主張し、自身の業績を擁護する姿勢を示した。
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は前日、トランプ大統領が1985年から94年にかけて、カジノやホテル、マンションなど中核事業で11億7000万ドルの損失を負い、同10年中8年は納税の必要がなかったと報じた。
トランプ大統領はツイッターへの投稿で、資産の減価償却に絡む多額の損金処理や非金銭損失によるものと説明、報道は「非常に古い情報」と一蹴した。
さらに「税金対策として損失を計上したいわけで、多くの不動産開発業者がやっていることだ。スポーツのようなものだ」と述べた。
米大統領候補は通常、選挙中に確定申告書を公表するが、トランプ大統領はこれまでに開示を拒否してきている。
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