THE EPOCH TIMES

正統文化への回帰

2012年11月11日 07時00分
【大紀元日本11月11日】人々は古来より、宇宙と生命の神秘や、人間と自然界の関係、人類の生存様式などについて絶えず探求してきた。伝統的な中華文化は「天人合一」の理念を崇拝し、天の時、地の利、人の和を重んじ、人間と自然界の調和を追究した。宇宙と自然界の法則である「真・善・忍」は、人類道徳の基礎でもあり、人類社会において自由と平和の源になるものである。

 多くの芸術家にとって、芸術は芸術そのものにとどまらず、真理を伝える手段として、人生の真の意義への探求、神への讃美、善悪正邪を表現するものである。その作品は人の歓心を得るものではなく、人々をより高い智慧と真理の領域へ導いていく。後世に永遠に残る芸術作品は、時間と空間を超える美と内在的価値を持ち、人の心を浄化する。

 「真善忍国際美術展」の作品を創作した芸術家たちは、それぞれ異なる生い立ちを背景にしているが、彼らはみな、「真・善・忍」の理念に基づき心身を修める修煉法・法輪功を修煉することによって、身体の健康と精神の昇華を得た。さらに宇宙と人生の真意について理解を深め、長年求めていた生命と芸術への探求の答えも得ることができた。彼らは生命に対する理解、自分たちの体験、「真・善・忍」を実践した人々の身に起きている事実を、作品を通して表現し、「真・善・忍」へ向かう道程を世の人々に示した。

 天人合一

 修煉は本当の平静さと穏やかさをもたらしうる
『天人合一』(陳肖平作、2004)

。作品『天人合一』の作者は、かつてサイパン島に住んでいたとき、時々海岸で煉功していた。彼女は座禅をするとき、雑念がなければとても心地よく素晴らしい状態に入れることを何回も体験したことがあり、その経験をこの絵で表した。背景の海は、修煉者の心の広さと穏やかさを象徴している。

 頭上の光の柱のようなものは法輪功の指導書『転法輪』の中で言及された「三花聚頂」の状態からヒントを得た。これは修煉者が一定の次元に到達すると現れる状態で、三輪の花が頭上で回転し、花の上の光柱は天頂に直通する。ただし、この頭上の花と光柱は、天目が開いた人だけが見える他の空間の光景。絵に面白みと躍動感を加えるために、作者は東方の小天使を何人か描き加えた。

 法輪功への迫害

 1992年に中国で伝えだされた法輪功は、心身の健康増進における顕著な効果によって、瞬く間に中国全土ならびに世界各地に広まり、7年間でおよそ1億人が修煉を始めるようになった。ところが、その急速な広がりに不安を覚えた中国共産党の時の権力者・江沢民が、99年に大弾圧を始めた。

 「名誉を汚し、経済的に破綻させ、肉体を消滅させろ」という江沢民の指示の下、中国共産党は天地を覆う勢いで法輪功の名誉を汚す嘘の宣伝をしながら、法輪功修煉者の生きる道を断ち、極めて残酷な手段で修煉者を虐殺し、法輪功を消滅させようとした。

 国を挙げての弾圧によって、修煉者たちは職場を追われ、その子供たちは学校に通うことを許されず、流浪の生活を余儀なくされた者も少なくない。連日流されるマスコミのデマ報道によって、世間の多くの人々も法輪功を誤解し、冷酷な態度で修煉者に接するようになった。修煉者たちは正義、真理と人間の善良な本性を完全に踏みにじられたのであった。

 ところが、彼らはいかなる迫害に遭おうとも、自らの信念である「真・善・忍」を堅持し、大いなる善と忍の心で、周囲の憎しみや拷問、虐殺に敢然と立ち向かったのである。迫害を制止させ、人々の無知と誤解を解くために。

 純真の呼びかけ

 世界中の人々に迫害への関心と注目を呼びかけるため
『雨の中(純真の呼びかけ)』(陳肖平作、2005)

、法輪功修煉者は世界各地で迫害の実演、チラシ配り及びポスター展示などで真相を伝え続けている。

 作品『雨の中(純真の呼びかけ)』で、パネルを抱えて立つ女の子。ニューヨーク・マンハッタンで行われた迫害の実演を見るために立ち止った人々を見つめる大きな目が印象的だ。目は魂の窓とも言われ、人の目に現れる表情は往々にして内在的感情と本当の思いを示す。人々をまっすぐに見つめる女の子の目は、純粋な心と優しい気持ちの表れであり、この絵の作者及びすべての法輪功修煉者が人々の良知へ呼びかけたい心情の表れでもあろう。

 「真善忍国際美術展」は、2004年以来、米国・カナダ・イギリス・フランス・オーストラリア・台湾など世界40数カ国と地域で200回以上開催され、NYの権威ある「ナショナル・アート・クラブ」では最多の入場者数を記録した。現在日本を巡回中で、今年5月と6月の広島に続いて、11月から来年4月にかけて関西一円で展示が行われる。

(編集・瀬戸)


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