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生体臓器収奪の実態訴えるポスター展 東京都中野区で開催

2025/12/05
更新: 2025/12/05

東京都中野区の中野区役所内1階「ナカノバ」で、12月4~5日の2日間、生体臓器収奪の闇をポスターというアートで暴き出したポスター展を開催し、4日には中国の臓器収奪の実態を暴露したドキュメンタリー映画「ヒューマン・ハーベスト」が公開された。

慢性的な移植臓器不足に悩まされている日本では、適合臓器を国内で見つける事がなかなかできない。適合する臓器がみつからないがために死亡する患者も出てきている。現在、政府も臓器コーディネーターを拡充するなど臓器提供の機会を逃さないような施策をとっているが、抜本的な解決には至っていない。

その一方で、臓器を求めて中国への渡航移植する患者も増えている。厚労省の発表では175人の日本人が中国へ渡航移植をしているという。

中国は世界第2位の臓器移植大国で、移植臓器を異常な速さで用意できるのが特徴だ。しかしその裏には「良心の囚人」と呼ばれる人から強制的に臓器を収奪し、需要を満たすという未だかつてない悪魔的な犯罪が隠れている。中国で移植手術をすることはその臓器のために誰かが殺される事を意味する。

しかも国際調査機関の最新報告では、中国共産党政府は児童や3歳以下の乳児の臓器までも奪っていることが判明した。これほどの人権侵害だが、世界的にメディアの報道はほとんどない。

そうした中、この非人道的な行為の情報を多くの人に拡散するために国際臓器移植ケア協会(台湾)、臓器移植倫理協会(韓国)、「中国における臓器移植を考える会(SMGネットワーク)」(日本)は共催で中国臓器移植の真実を伝えるポスター展を開催している。

入賞作品は中国臓器移植の言葉では表現できない残虐さ、悪辣さなどが巧みに表現されている。作者たちは作品を通して、不当な体制を訴え、全体主義のもとで苦しむ人のために声を上げている。

4日には多くの観客が中野区役所内1階「ナカノバ」を訪れ、ドキュメンタリー映画「ヒューマン・ハーベスト」を鑑賞した。

4日、ドキュメンタリー映画「ヒューマン・ハーベスト」が上映され、多くの観客が鑑賞した (大紀元)

会場には中野区議会議員の吉田康一郎議員も訪れ、大紀元の取材に対し「この人類に対する最も重い罪を犯している中国政府に、許してはならないという怒りを感じる」「この蛮行を一刻も早くやめさせるために全世界は力を合わせて取り組んでいく必要があると、改めてその意を深く強く持った」と語った。

大紀元報道記者。東京を拠点に活動しています。
大道修
社会からライフ記事まで幅広く扱っています。