2026年FIFAワールドカップでは、準決勝に進んだフランス、スペイン、イングランド、アルゼンチンのベスト4が決まっている。いずれのチームも優勝まであと2勝。敗退の許されない戦いが始まる。BBCが準決勝2試合の見どころをまとめた。
エムバペ対ヤマル 欧州スターが激突
7月15日午前4時 フランスVSスペイン
欧州を代表する強豪同士による一戦であり、ワールドカップ屈指の名勝負となる条件がそろっている。
フランスは準々決勝でモロッコを2―0で下し準決勝進出を決めた。エースのキリアン・エンバペは今大会通算8得点としている。

フランス最大の強みは選手層の厚さにある。ウスマン・デンベレは準々決勝で勝利を決定づける得点を挙げ、大会通算5得点。さらにミカエル・オリーズは5アシストで大会トップを走っており、2度の優勝経験を持つフランスにとって、この豊富な戦力はスペインとの大一番で大きな武器となる。
対するスペインは、まだ本来の力を十分に発揮していないとの見方が多い。17歳のラミン・ヤマルはグループリーグのサウジアラビア戦で1得点を挙げたのみで、真価を示せていない。

また、ここまで4得点を記録しているミケル・オヤルサバルも直近2試合は無得点が続いており、ポルトガル戦、ベルギー戦では終盤に途中出場したミケル・メリーノの活躍で辛くも勝利を収めた。
フランスは今回で通算8度目のワールドカップ準決勝進出となり、ブラジルと並ぶ歴代2位タイ。最多はドイツの12回である。
一方、スペインは2024年3月にコロンビアに0―1で敗れて以降、36試合連続無敗を維持しており、この間の成績は27勝9分となっている。
両国がワールドカップで対戦するのは史上2度目。前回は2006年大会決勝トーナメント1回戦で、フランスが先制を許しながらも3―1で逆転勝ちを収めた。
宿敵が再び激突 勝者はどちらか
7月16日午前4時 イングランドVSアルゼンチン
イングランドがワールドカップ準決勝に進出するのは2018年以来2大会ぶり。また、決勝進出を懸けた戦いで前回王者アルゼンチンと対戦するのは、60年ぶりとなる。
激しい攻防が予想される一戦だ。40年前のメキシコ大会では、ディエゴ・マラドーナが準々決勝でイングランドをほぼ一人の力で退けた。今回はアルゼンチンに背番号10を背負うリオネル・メッシがおり、メッシにとってイングランドとの対戦は今回が初めてとなる。準決勝は両者にとって歴史的な初対決の舞台となる。

メッシは今大会すでに8得点を挙げている。一方、イングランドの背番号10ジュード・ベリンガムも、直近2試合の決勝トーナメントでそれぞれ2得点を記録し、1986年大会のマラドーナ以来となる記録を達成した。主将ハリー・ケインもここまで6得点をマークしている。

両チームとも今大会では本来の力を十分に発揮したとは言い難いが、決勝トーナメントを勝ち抜いて4強入りを果たした。準決勝は、技術だけでなく精神力も試される一戦となりそうだ。
イングランドは2018年以降、4度目のワールドカップ準決勝進出を果たした。これは2018年以前の歴代記録に並ぶ数字であり、1966年大会以降では最長の好成績となっている。
トーマス・トゥヘル監督は、ワールドカップ初采配から6試合無敗を維持したイングランド史上2人目の監督となった。前回この記録を達成したのは1966年大会で優勝に導いたアルフ・ラムゼイ監督で、成績はいずれも5勝1分だった。
アルゼンチンは直近4大会のうち3大会(2014年、2022年、2026年)でベスト4入りを果たしている。2014年以前は、1990年大会を最後に準決勝進出から遠ざかっていた。
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