気になる移民問題を早わかり データで見るアメリカの現状

2017/02/26 06:00

 アメリカ国土安全保障省は2月21日、トランプ大統領の2つの大統領令の執行細則を発表し、アメリカ・メキシコ国境地帯で違法入国の取り締まりを強化した。これを受けて、シンクタンクの「ピュー研究所」は2014年の統計資料を用いてアメリカの不法移民の現状を可視化した。

不法移民の現状

1110万人の不法移民:アメリカ人口の3.5%を占める。

800万人の不法移民は職業に従事している:アメリカの労働力人口の5%を占め、農業(26%)と建築業(15%)に勤める者が多い。

585万人のメキシコ系不法移民:不法移民の53%

50万人のインド系不法移民:不法移民の5%

32.5万人の中国系不法移民:不法移民の3%

メキシコ国境フェンス(MARK RALSTON/AFP/Getty Images)

59%の不法移民が集中する6つの州:カリフォルニア州(235万人)、テキサス州(165万人)、フロリダ州(85万人)、ニューヨーク州(77.5万人)、ニュージャージー州(50万人)、イリノイ州(45万人)。南部の州が多い。陸続きのメキシコから入国した者が多いからだと思われる。

アメリカで10年以上生活している不法移民66%: 2005年当時の数値は41%で、割合が大幅に増加している。アメリカに定住した移民が多いようだ。

アメリカで暮す年数が5年未満の不法移民は14%:2005年の数値は31%だった。こちらは減少している。

13.6年:不法入国者のアメリカ滞在期間の中間値。この数値から50%の不法移民がアメリカに13.6年以上滞在していることがわかる。

アメリカ滞在期間5年未満のメキシコ系不法移民は7%:他の国出身の不法移民の数値は22%だ。

 不法移民に対するトランプ政権の策

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