米国、中国との通商協議で合意探る=カドローNEC委員長

2018/05/16
更新: 2018/05/16

[ワシントン/東京 15日 ロイター] – 米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は15日、ワシントンで週内に米中通商協議が再び開かれるのを控え、米国は中国との合意を探っていると述べた。

カドロー委員長はニュースメディアのポリティコとのインタビューで、中国との合意に向けたムニューシン米財務長官の努力を支援すると語った。

同委員長は「彼(ムニューシン氏)は合意を探っており、私はそれが良い合意ならば心から彼を支援する」と発言。合意にはまだ何ら至っていないと付け加えた。

また「双方は、できるだけ関税を引き下げ、非関税障壁を撤廃するよう努力すべきだ」と指摘。「私は自由で開かれた貿易が解決策だと思う」と述べた。

ワシントンにおける今週の米中通商協議は、今月初旬に北京で開かれた協議が合意に達しなかったことを受けたもの。

中国国営の新華社は16日、劉鶴・副首相や易綱・中国人民銀行(中央銀行)総裁、寧吉哲・国家発展改革委員会副主任らからなる訪米団が15日にワシントンに到着したと伝えた。

Reuters
関連特集: 国際