500万人脱党―新時代の到来

2005年10月15日 11時42分
 【大紀元日本10月15日】前代未聞の歴史的大激変が目前となった。

 14年前、旧ソ連で共産体制が崩壊直前、430万人が共産党脱党を宣言した。現在、中国大陸を中心とする華人500万人が中共組織からの離脱声明を発表している。大紀元が昨年末に発表した連載社説『九評共産党(共産党についての九つの論評)』が世に出て、人々は中国共産党(以下、中共)の邪悪な本質に気づき、こぞって中共組織(共産党・共青団・少先隊)から離脱しようとする大潮流は、まさに精神の覚醒という快挙を遂げた。

 過去半年で、大紀元のサイト上で公式に中共組織からの離脱声明を発表した人数は毎月60万人の勢いで上昇し、脱党者総数は500万に上ろうとしている。中国大陸でも、多くの民衆が自分たちの脱党声明を公共の場所に掲示する現象が起きている。

 最初は小さな流れがついに波瀾壮大な大河となり、新しい時代はすでに始まったのだ。
2005年7月22日、米国リンカーン記念堂前で中国民衆の脱党を応援する世界各地の人々(大紀元)



 中共にいかに対処すべきか―常識の選択

 中共について、世界中では多種多様な見解が散見されると同時に、いわゆる中国の発展についても、人々の意見はさまざまである。だが実際のところ、中共を観察分析するには、深い理論や複雑な論理判断よりも、人類の最も基本的な常識こそが必要とされる。

 200年前、『コモン・センス』という、米国独立に多大な影響を及ぼした一冊の本があった。「米国の歴史に最も大きな影響を及ぼした書籍」とされるこの一冊の本には十数万字しかなく、その内容も実に簡明なもので、すなわち、人間における平等を前提に、たとえ貴族や国王といえども、他人の生活を決定する権利を持たないという趣旨である。だが、この本の主張する常識こそが、米国を独立に導き、特に米国の全世界にもたらした巨大な影響から鑑みれば、この『コモン・センス』は正に近代数百年における世界の方向性を決定した大きな要素であったといえる。

 長い歴史を持つ中国の文化伝統は、同じく「仁・義・礼・智・信」「敬天知命」「忠孝仁義」などといった簡明な常識に基づくものであった。それに対し、専制国家の政権は、奥深いようにみえる理論と抽象的な概念を好むものであった。その最終の目的とは、人類の簡明な常識を捻じ曲げることにあった。ナチス統治の下では国家社会主義、中共統治の下では、過去の共産主義から今日の民族主義というものがあった。これらの奥深いようにみえる理論と主義の下で、罪悪はもはや罪悪でなくなり、物事の真偽を歪めることさえできるようになった。

 中共政権の存続を維持するイデオロギーの根底にあるのは憎しみであり、互いに憎しみ合い、暴力の濫用を行使することで初めて中共は存続することができる。そのため共産主義が破滅した今日、民族主義と国家主義を鼓吹し、憎しみ合う民意の基盤を維持することで、中共の暴力統治が始めて継続することができるのである。

 今日ここで、私たちの常識に戻って判断してみよう。中国共産党はその過去数十年間において極悪非道の限りを尽くしたが、犯した罪は寛恕しがたいという事実がはっきりと見えてくる。実際私たちに残されたのはどのように選択するかの問題である。そのため、中共にどのように対処するかは、実際のところ一つの選択に過ぎないのである。

 「善」を選ぶのか、それとも「悪」を選ぶのか。「良いほう」を選ぶのか、それとも「悪いほう」を選ぶのか。それは人間の尊厳と価値に直接関連すると同時に、選択者個人と人類の未来につながる一大事でもある。

 中共は史上最大の専制政権

 中共は人類史上最大でかつ最も邪悪な専制政権である。平和な時期においても、中共は何度も罪のない中国の民衆たちに対して虐殺と迫害を行ってきた。わずか55年の暴政の間に、8000万の中国人が虐殺された。その数は二回にわたる世界大戦の戦死者の総数を超え、ナチス・ヒトラーが虐殺したユダヤ人の13倍にもなる。

 21世紀という人権理念を高揚する今日においてもなお、中共は依然として「真・善・忍」への信念を堅く守る法輪功学習者に対して大量虐殺の迫害を行い、あるべき正当な権益を求める数千万の群衆を恣意のままに弾圧し、思想と言論の自由を求める学者に対して思うがまま監禁断罪を行ってきた。

 半世紀にわたって、中共がいかにして十数億の中国人の自由と尊厳を奪い、いかにして世界に認められた普遍的な価値観を蹂躙し、いかにして人類の道徳良知を堕落させたのかを、国際社会はその目で確認してきたはずだ。だが中共のありふれた嘘と欺瞞の下で、そして経済的利益の誘惑と玩弄の下で、国際社会は中共に向けて情況改善に努力してきたが、いくたびも挫折と失望の苦杯をなめてきた。

 随所に危機をはらむ中共―暴動頻発

 今日の中国大陸では、中共の腐敗と暴政のため、いたるところに危機を孕んでいる。そのため中共は暴動が頻発し、民主化を求める民間運動に直面せざるをえなくなった。2004年だけでも、7万件の民主抗争事件が起き、参加者は300万人を越えた。今秋の初めに、広東省汕尾市の太石村と重慶市の特鋼では数万人の抗争事件が相次いで発生した。つい最近も太石村の村民と重慶市特鋼の従業員が中共当局による暴力弾圧に遭い、太石村で村民の権利を擁護する弁護士、取材記者、教授など、さらに人民の権利を代弁しようとした人民大会代表までもあらかじめ仕組まれた悪辣な暴力の犠牲となった。中共の暴力団、マフィアやナチスを遥かに上回るその暴政が、中国の人民の民主化にとって最大の挑戦となった。

 平和と理性をもって専制と決別を

 ある歴史的な奇跡が、まさに中国と世界を変えようとしている。

 中国大陸で沸き起こった未曾有の脱党ブームはまさに歴史の節目となる大事件である。中国の長い歴史から見ても、これほど多数の人民が残虐な施政者に対して「ノー」と言ったことはかつてなかった。人類の歴史においても、これほど多くの人々が平和かつ理性的な方法で専制政権と決別することもこれまでになかったのである。この歴史的な奇跡が、まさに中国と世界を変えようとしている。

 世界中に遍在する中国人による大規模な脱党行為は、新しい紀元の到来であり、それは億万の中国人が中共への幻想を捨て、専制政治からの離脱を求め、道徳が目覚めた道を選んだことを意味している。脱党ブームは中共の欺瞞と暴力による迫害の終焉を告げ、邪悪な共産主義のイデオロギーの破綻を宣言し、そして人類社会の最大の変化と革命の始まりを予言している。

 解体する中共

 中共が破滅することで、その禍根を断ち、暴力による弾圧と決別することでき、新中国が誕生する。五千年の深遠な文明を有する中華民族は、道徳と敬虔さを取り戻し、必ずや輝かしい未来を迎えるに違いない。

 500万人の脱党は、その歴史の新しい転換点であり、中共がその民衆に対してどのような政治洗脳を強制し、いかなる情報封鎖と政治迫害を行おうと、中共の解体はすでに免れることのできない事実であることを、私たちに教えてくれた。中共は解体する。共産党のない新中国はもうすぐ誕生するのだと、世界中の人々に告げている。それぞれの人達はこの事実を直視し、中共の最後のあがきとも言うべき弾圧やキャンペーンの虚飾を見抜き、来るべき未来に備えておく時がきたことを広く伝える事こそ常識ある人の責務と言えよう。

(大紀元評論部)


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