天安門事件17周忌、香港で千人以上のパレード、犠牲者を追悼

2006年05月31日 06時36分
 【大紀元日本5月31日】天安門事件(六四事件)発生から17周忌を追悼し、香港市民支援愛国民主運動聯合会(以下、支聯会)主催の「愛国民主パレード」は、28日午後盛大に行われた。当日は、雨にもかかわらず千人以上が参加した。支聯会の主席・司徒華氏は、今年のスローガンに「人権擁護」を掲げるとは、大陸の人権擁護運動が次から次へと勢いよく出現し、民主を勝ち取り、民主制度を建設する起点であり、支聯会の5大目標の方向と一致したからだと語った。

 パレードは午後3時に出発して政府本部へ向った。参加者は一路「六四の名誉を回復させよ、人権を擁護しよう」のスローガンを大声で唱えながら行進した。一部の市民は途中から列に入った。関係者は、一般市民はパレードに深く心を打たれたからだと分析した。

 
パレードは香港の繁華街・銅鑼湾のそごうデパートの前を通過。左から3人目は前線招集者・劉慧卿議員(大紀元)

パレードの中に、中国共産党を脱退する支持者たちは、「1千万人脱党」の横断幕を高く掲げ、共産党の専制が解体しなければ、天安門事件の犠牲者たちの名誉も回復できないとし、双方は密接に関係することを強調した。

 パレードに参加した市民らは、中共政府は実弾、軍隊、戦車を使い、民主を求める学生および人民に対しての流血弾圧は絶対に正しくないとし、民主のない一党専制の早急な終結を強く望むという。また、市民は、同パレードは非常に有意義であり、中共政府は天安門事件の犠牲者に対して、謝るべきであるとの見方をも示した。

 17年間欠かさずに、同パレードに参加し続けた子連れの母親は、9歳の息子に同機会で民主は何であるかを学んで欲しいとし、民主は人民が自らの力で勝ち取ることを知ってほしいと心
小さい子供たちにも89年民主運動および天安門事件を知ってもらうため、親が子供たちを連れてパレードに参加(大紀元)


民主活動家・古思堯氏らは中共を墓地に埋葬することを表し、棺おけを担ぎ、パレードで行進した(大紀元)

を込めてコメントした。

 パレードが終了する前に、司徒華氏は政府本部前で大会宣言を読み上げた。司氏は、「大陸で昨年は、合計8万以上の人権擁護運動が起きた。平均にして6分ごとに1件との計算になる。人権擁護になったとは、政府職員の汚職腐敗、官民の癒着、弱肉強食、弱小団体が残酷に搾取され、民衆の合法的権益が侵害され、甚だしいケースでは銃殺弾圧されることを訴える一方、民衆の公民意識および公民の力が増強し、民主を勝ち取ろうとの表れであることを示した。

 支聯会の副主席・李卓氏は、香港をベースに人権擁護運動の支持を表したいとし、「我々は人権を擁護し、もっと強い公民社会で自由に乏しい現状の改善を支持する。今年は、その強い意思を香港からの伝達を望んでいるのだ」と語った。

 李氏は、天安門事件はすでに17年が経っているにもかかわらず、千人以上の民衆がパレードに参加したことは、香港人が同事件に対する感情および堅持を誇りに思うとの考えを示した。

 パレードは午後5時に政府本部に到着した。支聯会は6月4日の夜、維園で天安門事件(六四事件)のキャンドル追悼会を行う予定。

 
(記者・呉嘉俊)


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