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8月2日、イスラエル軍がレバノン侵攻を拡大。写真はレバノンとの国境付近を歩くイスラエル兵士(2006年 ロイター/Gil Cohen Magen)

イスラエル軍がレバノン侵攻を拡大、ヒズボラも反撃強める

 イスラエル軍は、レバノン侵攻を拡大した。イスラム教シーア派民兵組織ヒズボラも反撃を強め、イスラエル側の1人が死亡、123人が負傷するなど、戦闘が激化している。

 イスラエル軍は、レバノン北東部バールベックのヒズボラの拠点に対し、ヘリでの攻撃を支援する形で空爆を実施、子供4人を含む19人が死亡した。ベッカー高原の西方でもイスラエル軍のヘリが目撃された。

 イスラエルの関係筋によると、イスラエル兵およそ1万人が、レバノン南部でヒズボラとの戦闘に加わっている、という。現地の国連軍は、激しい交戦が行われ、一部の地域では爆撃もあった、と報告している。

 イスラエルのオルメルト首相は、エルサレムでロイターに対して、国際部隊がレバノン南部に到着するまでイスラエル軍は戦う、との姿勢を示した。ただし、停戦合意がないままでは、派兵を申し出る国はない。

 オルメルト首相の発言の直後、ヒズボラ側が発射した少なくとも206発のロケット弾のうちの1発が、ヨルダン川西岸の内部に着弾した。

 ヒズボラがイスラエルに対して発射したロケット弾としては、この3週間にわたる戦闘で、イスラエル内に最も深く達した。また、イスラエルの警察当局とヒズボラによると、今回の戦闘が始まって以来、この日は一日で最も多くのロケット弾が、イスラエルに発射された、という。

 

[ロイター2日=ベイルート]

 (06/08/03 11:14)  





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