財務省が午前8時50分に発表した7月の貿易統計速報によると、貿易黒字は前年比0.2%減の8600億円となった。2カ月連続で減少した。
ロイターの事前予測では前年比14.2%増が見込まれており、これを下回った。
輸出は自動車、鉄鋼等が増加した一方、輸入は原粗油、石油製品等が増加。輸出は前年比14.2%増、輸入は同16.8%増と、ともに2ケタ増となったが、輸入の伸びが輸出を上回り、貿易黒字額は小幅ながら減少となった。
国・地域別にみると、対中国輸出額が9141億円で、14カ月連続で増加した。輸出品目で大きく伸びたのは、鉄鋼や非鉄金属など。
一方、景気減速懸念から注目される米国向け輸出は1兆4245億円で、18カ月連続の増加となった。自動車のほか、建設用・鉱山用機械が増加した。
7月貿易統計を受けて、為替市場に大きな動きは見られない。「貿易黒字は予想外に少なく、材料としては円売り方向の話だが、市場では(最高値圏にある)ユーロ/円がドイツの弱い景気指数を受けて下落し始めるかどうかの方が焦点であり、反応は鈍い」(都銀為替ディーラー)との指摘があった。
(ロイター23日=東京)
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