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米FRB、インフレを依然として非常に懸念=9月20日FOMC議事録

 米連邦準備理事会(FRB)が11日公表した9月20日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録によると、政策担当者は引き続きインフレリスクを「非常に懸念」するなか、2回連続での金利据え置きを決めたことが明らかになった。FOMCでは、インフレ圧力を徐々に下げていくことに取り組んでいく点も確認された。

 議事録は「最近のコアインフレ率は、この状態が続くとすれば物価安定と一致する水準よりも高いとみられ、参加者はインフレ鈍化を確実にすることの重要性を強調した」と指摘。FOMC参加者は、春以降にインフレ鈍化の兆候が一部にみられた点に触れながらも、インフレ抑制の取り組みで信認を維持することの重要性を認識したという。

 「インフレ期待が上昇する恐れがあることや、コストおよび物価圧力が高まった場合、あるいはコアインフレが鈍化しない場合、FRBの物価安定実現に向けた意欲が疑問視される恐れがあることに、複数の参加者が懸念を表明した」としている。

 FRBは9月20日、前回8月8日のFOMCに続き、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を5.25%に据え置いた。インフレリスクが残る一方で、これらのリスクが経済成長減速で和らぐとの見通しを示していた。

 リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は、8月FOMCに続いて利上げが必要とし、金利据え置きに反対した。議事録にによると、ラッカー総裁は、インフレをより迅速に鈍化させるために追加引き締めが必要と述べていた。

[ワシントン 11日 ロイター]

 (06/10/12 08:14)  





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