米タイム誌編集長、2006年「パーソン・オブ・ザ・イヤー」ついて語る

2006年12月30日 10時16分
 【大紀元日本12月30日】2006年度「パーソン・オブ・ザ・イヤー」を発表したタイム誌の表紙は、一枚の薄い鏡として、同誌を手にした「あなた」が今年最も注目された人物となった。今回のユニークな選考について同誌のリチャード・ステングル編集長が語った。

 ステングル編集長は今年に選ばれた人について、「もっとも注目される人物は、インターネットを創造し利用する人々であり、情報時代を変えた人々であり、まさにあなたと私と彼(彼女)であるのだ」と強調した。

 また、インターネットの構築と利用は、人類にとってこれまでになかった協力関係が築かれたとし、数百万人の小さな貢献がインターネットという道具を通じて一つの大きい貢献として集大成したと評した。

 ステングル編集長は「Web.2・0によって、人々は情報を受信するだけではなく、情報の送信や提供によって、互いに無償の恩恵を受けることができるし、情報の発信、伝播および享受によって、実質上世界を変えることになっている」との見解を示した。

 多くの人が参加しているウィキペディア百科がその良い例であり、同百科ではすでに250種の言語版が作られ、項目総数は560万を超え、「大英百科全書」より遥かに多いのだ。また、YouTubeネット映像情報も、訪れる者は毎月3000万人を超えており、一般のテレビ局の視聴者を遥かに超えている。ステングル編集長は、「これまでの媒体より、インターネットの情報は速く事実を伝える」との意見を示した。

 同編集長は「最も注目される人を特定の人物や団体として選出した場合は、その人がどのように数億人に対して影響を与えたなどを説明をしなければならないのに対して、数億人を選んだ場合は、そのような説明はいらない」と述べた。

 また、今回の候補になっていたイランのマフムード・アフマディネジャドと胡錦濤総書記が選ばれなかったことについては、同誌は「良い人を選ぶ傾向にあるから」という。例えば、2001年にオサマ・ビンラディンが911のテロ攻撃で大惨事を引き起こした人物であっても、最後は、人々を率いて暗い影と困難を乗り越えたニューヨーク市のジュリアーニ市長が「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれた。

 タイム誌は1927年より毎年「パーソン・オブ・ザ・イヤー」を選出しており、歴代の米大統領が必ず登場した。その他、1936年、イギリス国王エドワード8世を「王冠を賭けた恋」に走らせたフォリス・シンプソンさんや中日戦争時代の蒋介石夫人の宋美齢さん、英国女王のエリザベス2世など、数多くの女性も選ばれている。

 また、団体として選ばれたのは1950年に戦死した米兵士たち、1956年のブルガリアの自由闘士たち、1960年の米科学者たち、1969年の米中流階級、1975年の米女性などがあげられる。さらに1982年になると、タイム誌が選んだその時代でもっとも注目された人物は、人類が創り出したコンピューターであり、1988年は危機にさらされている地球が選ばれた。

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