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4月16日、米バージニア州の工科大学で発生した乱射事件で殺された32人のうちの多くが授業中の学生だった。写真は事件後同校のチャペルで祈りを捧げる学生ら(2007年 ロイター/Kevin Lamarque)

米バージニアの銃乱射事件、犠牲者の多くは授業中の学生

 米バージニア州ブラックスバーグのバージニア工科大学で16日発生した乱射事件では、殺された32人のうちの多くが授業中の学生だった。米近代史上最悪の銃撃事件とみられているが、犯人の男は犯行後、銃で自殺した。

 大学および警察関係者によると、犯人は、授業中の学生に向かって乱射する前に、教室のドアを鎖で封鎖したとみられている。

 負傷者は15人。銃撃を受け負傷したほか、逃げようとして窓から飛び降りて負傷した人もいたという。

 銃撃で腕を負傷したある男子学生はCBSニュースの取材に対して、犯人は身長180センチ程度のアジア系の男で、ドイツ語の授業が行われていた教室に入ってきて銃撃を始めた、と語った。「机の下に隠れたが、犯人は文字通り教室にいる全員を撃ち始めた。教室にはおそらく15人か20人ぐらいいたが、10人か15人は撃たれた」と述べた。

 警察が建物の2階に到着した時には銃撃はやんでおり、その後、犯人の男が教室で死亡しているのが発見された。

 一方、教室内での銃撃の2時間前に、現場から0.8キロ離れた寮で男子学生と女子学生が射殺されていたが、警察は、寮の事件は単独の事件で終わると思っていたという。こうした対応に対して、他の学生たちに危険を知らせるのが遅すぎた、との批判が出ている。

 学内の警備担当責任者によると、2つの事件に関連があるかどうか現在捜査中だという。ワシントン・ポスト紙は、司法当局者の話として、両方の事件は同一の単独犯の犯行と報じている。

 ブッシュ米大統領は事件について「バージニア工科大学で愛する人を失った人々とともに、わが国の国民は嘆き悲しんでいる」とコメントした。

[ブラックスバーグ(米バージニア州) 16日 ロイター]

 (07/04/17 12:21)  





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