【大紀元日本1月16日】アンケートに答えた米国の医師のうち、約半数がプラシーボ(本物の薬のようだが実は薬効成分を含まないもの)を患者に処方したことがあるとシカゴ大学の研究者らが発表した。ロイターが3日伝えた。
プラシーボ効果とは、患者が偽薬を本物であると信じて摂取すると、時に病状がよくなったりすることだ。プラシーボは、新薬を試験的に患者に処方する時、その効果を比較するためによく使われる。医師がどの程度の頻度でプラシーボを使用するのかを把握するため、シカゴ大学の研究者らが466人のメディカル・センターにアンケート用紙を送り、そのうち半分の231人から返答があった。
アンケートに答えた医師のうち、45パーセントがプラシーボを使ったことがあると答え、12パーセントは決して使うべきではないと答えた。
「この結果は、つまり医師たちの間で同じような感覚があるということだ。我々は、人体の自然な治癒能力を過小評価しているのかもしれない」と、シカゴ大学の学生・レイチェル・シャーマン氏(Rachel Sherman)は言う。
しかし、シャーマン氏によると、プラシーボの問題は、患者にインフォームド・コンセント、つまり事前に薬について情報提供しなくてもよいのかという倫理的な問題に触れるという。
プラシーボを使ったことがあると答えた医師のうち34パーセントは患者に対して「効果があるかもしれないし、害はない」と伝え、30パーセントは「助けになるかもしれないが、どのように効果があるかは確かじゃない」と告げるという。
19パーセントは「薬」であると告げ、9パーセントは「確かな効果はないが、薬だ」と告げるという。プラシーボであることを正直に告げる医師は4パーセントに留まった。
プラシーボは患者が本物であると信じなければ効果がないため、医師たちは正直に告げないとシャーマン氏は言う。
(翻訳:田中)
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