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【人権聖火】イスラエル入り、中国の「人道に反する犯罪」停止を求める共同宣言発表=大手メディア注目

2008年02月23日 09時14分
 【大紀元日本2月23日】世界五大陸をリレーする人権聖火はこのほどイスラエル入りし、デルアビブの中心部で聖火リレー式典を行なった。今回の集会にイスラエル国内の各大手テレビ局、ラジオ局、新聞社、インターネット・サイトなどマスコミ・メディアが大勢集まり、大々的に人権聖火の報道を行った。さらに、各宗教および民族団体のリーダーらが中国共産党(中共)政権に対して、人道に反する犯罪を直ちに止めるように共同宣言を発表した。

 *イスラエル国内各メディア、大々的に報道

 イスラエル最大手テレビ局チャンネル1、最大手新聞社「イェディオット・アハロノット(Yedioth Ahronoth)」紙、軍部ラジオ局「Galey Tzahal」局などのメディアは、カナダ元アジア太平洋州大臣デービッド・キルガー氏の特別インタビューを行なった。集会活動終了後、イスラエルチャンネル1、チャンネル2、イスラエル第2位の大手商業テレビ局チャンネル10、「エルサレム・ポスト」紙、地元ラジオ局等が今回の人権聖火リレー活動を報道した。一部のテレビ局は40分にわたる長編のドキュメンタリーを予定しており、ある大手新聞社も2-3ページにわたる特集を組むことになっている。
あいにくの雨にかかわらず集まった民衆(Tikva Mahabad/大紀元)



 *中共は人道に反する犯罪を止めるべきだ

 今回はスーダンのダルフールからの難民、法輪功(ファールンゴン)学習者、イスラエル国内各宗教・種族団体のリーダーら、医師、芸術家および各界の支持者が今回の活動に参加した。また、集会の最初にユダヤ教、イスラム教、キリスト教、ビルマ、チェルカイス族、ウズベクス族を含む20数人は中共に対して、人道に反する犯罪を直ちに止めることおよび中国人権を支持する共同協議に署名し発表した。
(右から左へ)中国強制労働収容所で迫害を受け、一命を取り留めた曽錚さん、ギリシャ女神の演出者、カナダ元アジア太平洋州大臣デービッド・キルガー氏(Tikva Mahabad/大紀元)



 *大虐殺の生存者の後裔、集会を司会

 集会の司会を務めた第2次世界大戦時ナチスによる大虐殺(ホロコースト)の生存者の後裔で、ジャーナリストのビリ・ベーサーグリック氏は、「もしナチス政権の時代に、あなた方のような群衆がいて、人々の意識を覚醒させ、公に言論の自由を支持し、ドイツ政府の暴行を暴いていたら、ユダヤ人への迫害をもっと早く終結させることができたかも知れない。私の祖父母は今でも健在かも知れない」と語った。
大虐殺の生存者の後裔で、ジャーナリストのビリ・ベーサーグリック氏は集会の司会を務めた(Tikva Mahabad/大紀元)



 *心臓移植主任、生体臓器狩り犯罪を暴く

 一方、「臓器狩りに反対する医師団(Doctors Against Forced Organ Harvesting)」の国際顧問委員会委員で、著名な心臓移植医で、イスラエル・テル-ハスホマ医学センター心臓移植部門主任を務めるヤコブ・ラビ医師は、自らの経験で中共による
著名な心臓移植医として、イスラエル・テル-ハスホマ医学センター心臓移植部門主任を務めるヤコブ・ラビ医師(Tikva Mahabad/大紀元)

生体臓器狩りの可能性を実証した。

 ラビ医師は自分の患者がイスラエルで1年以上待ち続けても心臓移植ができなかったが、中国にわたって僅か2週間で心臓手術が行われたとし、その上、患者は手術の2週間前にすでに手術の日にちを知らされたことを明らかにした。ラビ医師は、心臓は人体から摘出してから4~5時間しか保存できないことから、当時、中国の病院では心臓を入手できる日にちを「予知」または、「計画」することができていたことを意味すると指摘した。ラビ医師は、事故死や病死、自然死するドナーを待つならば、これらの手術は不可能だと分析した。

 このことから、ラビ医師は中共が法輪功学習者を対象に臓器狩りしている指摘に疑うことなく深く信じている。ラビ医師はそのために、強制的に臓器を摘出する行為の制止に積極的に活動している。ラビ医師たちの努力によって、イスラエル政府は中国にわたり臓器移植を行なう患者からの医療費の請求を廃止した。

 *ダルフールおよびビルマ難民も支持

 人権聖火活動に参加したダルフール難民のモハメド・アリさんは、中共はスーダンの3分の2の石油を買占め輸出しており、スーダン政府に武器を供給し大虐殺を助長したことに対して抗議した。また、ビルマからの難民も軍政府を支援した中共に対して抗議した。
デルアビブ市内をパレードする人権聖火と民衆(Tikva Mahabad/大紀元)



 イスラエル緑党主席のハダス・シャフナイ議員は「北京五輪に選手代表団を派遣イスラエル政府へ、中国政府に対して直ちに無実な人々への迫害を止めさせるよう呼びかけてほしい」と発言した。有名歌手や女優サレト・ビナアイラドさんも会場に駆けつけた。ビナアイラドさんは、「中国で大虐殺が起きている。我々がそれを許したからだ。それだけではなくて、経費までを提供しているのだ。大虐殺をやめさせなければならない」と呼びかけた。

 2月18日に各宗教団体リーダーらは公聴会を開き、デービッド・キルガー氏、曽錚氏および「法輪功迫害真相調査連盟(CIPFG)」代表・夏一陽氏から、法輪功学習者の迫害状況説明を受けた。
公聴会に参加したイスラエル各宗教団体リーダーら(大紀元)



 *中国で発生している人道に反する犯罪

 法学者で人権専門家ユラム・ラビン博士は、中国で起きている人権蹂躪は他の国で起きているものとは本質的に異なっているとした。ラビン博士は「中国では、恐怖および恫喝によって、干渉しないこと、中共はメディアに対する完全制御により自由な発言ができないこと、独立司法機構がないこと、これらが人間にとって最も基本的な権利への侵害をもたらした。また、このことは、自由社会が見過ごしている」と指摘した。
集会の様子(Yaira Yasmin/大紀元)



 集会に参加したデルアビブ市民ヤイア・ビスヤさんは、中国で発生している迫害を知っているとし、集会に参加するのはさらに事情を知りたいからだと話した。ビスヤさんは「スピルバーグ氏(1週間前に北京五輪芸術顧問を辞職した)や、大国が中共に反対するだけではなく、イスラエルのような小さい国々も中国のことに関心を寄せていることを、人々に知ってもらうことが重要だ」と語った。

 人権聖火は中東・アフリカ各国の活動の後に、南アメリカ・北米・アジアへとリレーを続け、中国政府に対して北京五輪開催までに、法輪功への迫害を止めるよう呼びかけ続ける。


(翻訳・余静)

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