THE EPOCH TIMES

臓器移植者、ドナーと同様の自殺

2008年04月16日 06時49分
 【大紀元日本4月16日】自殺したドナー(臓器提供者)の心臓を移植した男性が、ドナーと全く同じ方法で自殺するという事件が米国で発生した。英デイリー・メールが7日伝えた。

 米国に住むソニー・グラハムさん(69)は1995年、33歳で自殺した男性のドナーの心臓を移植する手術を受けた。男性の身元は知らされていなかったが、その家族に御礼を述べたいと感じたグラハムさんは、エージェンシーに連絡を取り、ドナーの家族に手紙を送った。徐々に、グラハムさんと、ドナーの未亡人で4人の母親であるシェリル・コトルさん(Cheryl Cottle)の文通が始まり、2人は恋に落ちて結婚することになったという。

 しかし、手術が成功してから12年後、グラハムさんは銃で自身の喉を撃ち、自宅の倉庫で自殺した。シェリルさんの前夫も同様に銃で頭を撃ち、自殺していることから、シェリルさんは2度の夫の自殺に、驚愕しているという。友人らによると、グラハムさんには特に、自殺に繋がるような兆候は見られなかったという。

 ドナーの性格は、移植患者に影響すると主張するクレア・シルビアさん(Claire Sylvia)は、自身の著書「Change Of Heart」で自身の体験を綴り、18歳の男性の臓器を移植した後、彼女の性格や体質が著しく変わったと述べている。

 シルビアさんによると、手術後、彼女は以前それほど好きではなかったビールがとても好きになり、スニッカーズやグリーン・ペッパー、ケンタッキー・フライドチキンなどもよく食べるようになったという。性格はより攻撃的で意思が強くなり、自信に満ち溢れるようになったという。また、滅多に風邪をひかなくなり、エネルギッシュで歩き方もフットボール選手のように男っぽくなったと語っている。

 科学者からの報告によると、移植手術を受けた患者が、手術後に人格や好みが変わり、ドナーの性格が乗り移ったような感覚があるとする事例は70件以上あるという。

 ドナーの性格や魂の一部が、移植とともに他の人へ乗り移ることができるのか。「細胞の記憶」とも言われているが、詳細はまだ分かっていない。

 (翻訳・叶子/編集・田中)

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