【大紀元日本5月23日】日本各地に自生し、低山地の水分の多い肥沃な土地を好むとちのき科の落葉高木。代表的な種に西洋トチノキ、シナトチノキ等があり、街路樹としても植えられています。マロニエは西洋トチノキのフランスでの呼び名、シナトチノキは中国では七葉樹、日本では日本七葉樹と呼ばれ白い花、ベニバナトチノキは西洋トチノキとアカバナトチノキの交配種で赤い花です。5月頃、枝先に15〜20センチの円錐状の花序をつくります。果実は10月頃に熟し3センチ大でコロコロして3裂し、種子は赤褐色で艶があり栗に似て食用になります。また、材は割れにくく木肌が白く木目が美しいので、皿やボウル等の挽きものに、文具・家具・船舶など多方面に利用されます。
【薬用効果】
葉・樹皮・種子は、夏から秋に採取し日干しにします。抗炎症作用を有する樹皮は煎じて(用量一日10〜15g)止血や凍傷、また下痢止めにも服用します。皮膚病には若芽の粘液をそのまま塗ったり、種子を砕いて煎じたもので患部を洗います。しもやけ、痔にも有効です。近年、一部の腫瘍への抑制効果が注目されています。
【食用】
縄文時代より、クリやクルミなどと共に主要食糧とされました。熟した種子を粉にして2〜3日水でさらしてアク抜きし、乾燥します。トチ餅、トチの実せんべいに加工されます。
【染色法】
樹皮を細かく砕き水から加熱して20分ほど煎じ、数回煎じて合わせ染液とします。アルミや錫媒染で樺色、銅媒染で茶色、鉄媒染で黒茶色に染まります。葉も同様に利用しますが、緑葉の場合は少し赤みがかかります。
(08/05/23 09:36)
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