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6月4日、香港支聯会がビクトリア公園で開催された六四天安門事件19周年記念のキャンドルライト集会に約5万人が参加し、当時の流血弾圧および今回の四川大地震での死亡者を追悼した(大紀元・吴琏宥)

六四天安門事件19周年、追悼集会に5万人=香港

 【大紀元日本6月6日】6月4日、香港支聯会がビクトリア公園で開催された六四天安門事件19周年記念のキャンドルライト集会に約5万人が参加し、当時の流血弾圧および今回の四川大地震での死者に追悼が行われた。支聯会主席の司徒華氏は、六四天安門事件の弾圧は四川の大地震と共に人的要素があると強調した。司徒華氏は、89年の場合は民主自由を求める学生および人民に対して、流血弾圧したのが人的災難だとし、大地震の深刻な死傷者をもたらしたのは、中国共産党(中共)がおから工事の事実を隠蔽し、災害後の処置が失策したからもたらしたと指摘した。司徒華氏は中国の未来に、中共の一党専制の人的災害を無くさなければならないと語った。

 活動は夜の8時30分より開始され、参加者たちは続々と入場し、約5つのサッカー場を埋めるほどの人数でいっぱいになった。支聯会は六四および四川大地震で亡くなった人々に対して献花と黙祷が行われてから、司徒華氏がスピーチを発表した。

 *天災の背後に、人的原因あり

 司徒華氏は「血まみれな弾圧は人災であり、大地震は天災である。天災は避けることはできないが、人災は避けることができる。しかし、人災と天災はまったく関係のないことではない。人災を無くすれば、天災に対する抵抗力が増し、災難の後の救援活動を強化することができる。天災に遭ったときに、往々にして人的要素が潜んでいることが分かるが、それを直視し、矯正し、問題を取り上げ、教訓を汲み取れば、未来の天災がもたらす災害を減少することができるし、未来の人災発生を取り除くこともできるのだ。今日は人災或いは天災で無くなった人々のために、哀悼の意を捧げる皆さんにとって、とても有意義なことを行ったのだ」と語った。

 司徒華氏は、「今回の四川大地震の中で、7千棟のおから工事校舎が倒壊し、多くの生徒と教師が生き埋めされたことがもっとも心を痛めることだ。必ず徹底的に調査し、原因追及して、厳しく懲罰しなければならない」と訴えた。
六四天安門事件当時、汚職官僚らを打倒し、民主自由を獲得するために犠牲になった勇士たちに対して、キャンドルライトを高く掲げた(大紀元・吴琏宥)
六四天安門事件および四川大地震の死者に捧げた花輪(大紀元・吴琏宥)
四川大地震および天安門事件の死者に対して、市民たちからは1分間の黙祷を捧げ、キャンドルを灯した。会場では「同じ世界、同じ人権、同じ夢、六四の名誉回復を」と呼びかけた。中共が五輪開催権を取得した当時、中国の人権改善の約束を求めた(大紀元・吴琏宥)


 *人権活動家が刑務所へ、家族は不自由の身に

 集会場で六四天安門事件死者の家族・徐珏さんのビデオおよび監禁されている2人の人権活動家の録音が流れた。

 大陸人権活動家・陳光誠氏の妻・袁偉静さんは「はっきり言って、私は今自由に行動することはできない。付近の市場に出かけて買い物しかできない。それも、バイクに乗った5~6人が私を尾行する。私が自宅に戻れば、彼らは庭に潜めて私の行動を監視する」と明らかにした。

 陳光誠氏は2006年8月に中共当局に「器物毀損、交通を乱す罪」で4年3ヶ月の刑に処された。

 一方、人権活動家・胡佳氏の妻・曾金燕さんも録音テープで「彼の病状が良い治療で緩和されることを希望し、外部病院へ通うことができ、自宅に戻ってほしい。私は自分の子供が他の子供と同様に正常な生活ができて、人間性の無い統治下で生活してほしくない」と語った。

 胡佳氏は深刻な肝臓病に患っていて、今年の4月に中共当局にでっち上げられ「国家政権扇動転覆の罪」として、3年6ヶ月の刑を言い渡された。当時、胡氏の娘はわずか3ヶ月だった。
司徒華氏は民主トーチを次の若い世代へバトンタッチした(大紀元・吴琏宥)
親子連れで追悼会に参加する家族が多くいて、民主自由の理念はトーチで繋いでいく(大紀元・吴琏宥)
演壇に飾られた垂れ幕に「六四の名誉回復を堅持し、同胞死者を追悼」(大紀元・吴琏宥)


 *過ちを、中共は未だに認めない

 集会に参加した多くの市民は19年間集会参加を欠かしたことはなくて、彼らは中共の暴政を非難した。

 市民の李さんは「中共は間違っているのに、未だに認めていない」と指摘した。市民の馮さんは「中共はこれまでに人を人として扱ったことは無かった。四川大地震でここまで多くの学校が倒壊した。原因は共産党が悪事を働いたから、このようなことが起きるのだ。それらの悪事が現われたら、共産党も倒壊するのだ」と語った。

 最後に支聯会副主席・李卓氏が大会宣言を読み上げ、「19年前の民主運動時、中国人民は、汚職政府関係者を反対、民主が要る」を提唱し、19年後の今日は、我々はさらに天災人災の教訓を汲み取り、中国は必ず民主、自由、人権および法治に向かわせて、言論の自由、報道の自由、法制、民主をもって絶対的権力をけん制する。こうして初めて希望が現われる」と述べ、さらに、六四弾圧および四川大地震の深刻な死傷者数をもたらした根源が中共の一党専制にあると指摘した。
集会の前日、カトリック教団体が追悼会を開き、香港教区主教の陳日君枢機卿は六四事件は冤罪だとし、中共指導者は事件を明らかにせず、謝罪もしていないと非難(大紀元・吴琏宥)
集会の前日、カトリック今日団体が追悼会が開催、100人以上の信者が六四および大地震死者に対して祈りを捧げた(大紀元・吴琏宥)



 
(記者・林怡、翻訳/編集・余靜)


 (08/06/06 08:28)  





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