【大紀元日本6月25日】お手ごろ価格で、巷に溢れる「メイド・イン・チャイナ」の服。ヨーロッパを代表する高級ブランドの服も中国製なのだろうか。
ロイターの報道によると、1年前、中国で初めてオープンしたアルマーニ・ショップで、ある男性が2つのTシャツを握り締め、どっちが本物だと怒りながら店員に聞いた。一つは、「メイド・イン・チャイナ」の高価なTシャツで、もう一つは、安価で入手した「メイド・イン・イタリー」。もちろん、本物はメイド・イン・チャイナの方で、イタリー製と謳っている方は偽物だった。なぜなら、アルマーニのTシャツは、既にイタリアで製作されていないからだ。マイナスイメージを嫌う高級デザイナーズ・ブランドショップでは、いまだに「メイド・イン・チャイナ」はタブー。しかし、アジアの安い人件費は、デザイナーたちにとって魅力的だ。
海外に製作場所を移したほうが、より質が高く、創作性の高い製品が作れると考える経営者もいる。ジョルジオ・アルマーニの副マネージング・ディレクター、ジョン・フックス氏(John Hooks)は、「職人がいて、品質を重視していれば、世界中どこでもいいものがつくれるだろう」と述べている。フックス氏は、人件費を抑えることができれば、より素材とテクニックにお金をかけることができ、従ってコスト高のヨーロッパより、いい製品を作ることが可能だと考える。
しかし、一方で、ブランド志向の高い買い物客も多く、特にアジア人は生産地に敏感だという。フランスやイタリアを代表するブランド品が、「メイド・イン・チャイナ」であることに、抵抗を示す客は多いと、「ボッテガ・ヴェネタ」のパトリッツィォ・ディ・マルコ社長(Patrizio di Marco)は、述べている。「イメージが大切」と信じるマルコ社長は、同社の製品を全てイタリアで製作している。
イメージにこだわるか、価格を重視するか。ファッションの本場イタリアでは、すでに一部のブランド品を除いて、安価な中国製品に押され気味だ。高級ブランド・メーカーが「メイド・イン・イタリー」を保つには、新たな戦略が必要かもしれない。
(翻訳・編集=田中)
(08/06/25 11:16)
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