日ロ平和条約締結、日米の安全保障上の協力などが障害=ロ大統領

2019/09/06
更新: 2019/09/06

[ウラジオストク(ロシア) 5日 ロイター] – ロシアのプーチン大統領は5日、ウラジオストクで開かれた「東方経済フォーラム」で、日本と米国の安全保障上の協力関係、その他の問題が、日本との平和条約締結を困難にしているとの認識を示した。

ただ、将来的に条約の締結が実現し、長年の懸案を最終的に解決できることを希望すると述べた。

プーチン大統領は「残念で悲しいことに、軍や防衛、安全保障の問題がある。われわれは、日本の米国など第三国へのコミットメントを理解しなければならない」と述べた。

ロシアは、米ミサイルシステムの日本配備について繰り返し懸念を示している。

同フォーラムでは、安倍晋三首相が、プーチン大統領に対し、北方領土問題の解決を呼び掛けた。

安倍首相は、日ロのビジネス関係を称賛し、次の段階は当然、平和条約の締結になるとした。平和条約は日ロ首脳の歴史的ミッションとし、プーチン氏に、目標達成に向けて共に取り組もうと呼び掛けた。

*内容を追加しました。

Reuters
関連特集: 国際