コロナ対策で3次補正、「必要なら」と菅官房長官

2020/09/13
更新: 2020/09/13

[東京 13日 ロイター] – 自民党総裁選に立候補した菅義偉官房長官は13日朝、NHKの番組に出演し、新型コロナウイルス感染拡大を受けた経済対策について、必要なら第3次補正予算を編成する考えを明らかにした。

菅氏は3次補正の可能性を聞かれ、まずは2次補正で確保した10兆円の予備費を「必要であればすぐ使う」と説明。その上で「さらにその先必要なら、そうした対策は必要だと持っている」と語った

菅氏は4―6月期の国内総生産(GDP)が第2次世界大戦後最大の落ち込みだったことに言及し、「まだコロナの状況が続いている。できることはすべてやる必要があるというのが基本だ」と述べた。

現金の給付や融資を継続するとし、野党などが求める消費税の減税は改めて否定した。

菅氏はこれに先立ち、フジテレビの番組に出演。橋下徹元大阪市長から、コロナ対策の財源として発行する国債の規模に限界はあるかと問われ、「ありません」と回答。「財政規律は掲げるが、そこは最初から(枠を)はめるべきではない」と語った。

Reuters
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