【大紀元日本10月9日】中国政府メディアによると、中国の60歳以上の老年人口総数が1億4千9百万人に達し、国内の多くの大都市にある老人介護施設はすでに「満員状態」という局面が現れていることがこのほどわかった。
90年代初め、中国では若者10人で老人1人の世話をするような比率であった。しかし現在では3人で1人を世話するという比率となっている。これは、中国共産党により長年、一人っ子政策が強行実施されたため、双方の父母が自分たちの唯一の子供に頼ることしかできないうえ、家族で老人の世話をする人手がますます減ってきている状態だ。
中国の大都市の中で、上海は最も早く老人社会に突入した都市であるという。60歳以上の老年人口は300万人近くおり、戸籍上の総人口の20%以上を占めている。この比重は全国平均の2倍である。多くのお年寄りは自分が敬慕する老人ホームに入ることを希望しているが、実際はそう簡単に入れる状況ではなさそうだ。上海市の関連機関が提供できるベッドはすでにいっぱいであるが、さらに千人以上のお年寄りがホームの入居を希望しているという。同じような問題が北京でも起きており、現在入居希望登録している千人以上のお年寄りの入居希望問題を解決するためには20年を要するという。
このほか、天津市の老年人口の増加が近年、加速傾向にあるという。データによると、天津の60歳以上のお年寄りは156万人に達し、同市総人口の16・3%を占めている。これは全国平均の11・6%を上回る割合だ。この中で介護機関に養老を希望するお年寄りは16万近くいるが、現在、全市のベッド数は2万にも満たないため、需要と供給の矛盾が突出しているようだ。
(翻訳・坂本)
(08/10/09 07:41)
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