【大紀元日本11月6日】11月3日早朝より、中国四川省重慶市のすべてのタクシーは営業を止め、1万人あまりのタクシー運転手が大規模なストライキを行なった。
情報筋によると、重慶市当局はこのほど、乗車を拒否するタクシー運転手に対して高額な罰金制度を設ける整備を行なったことがきっかけだという。タクシー運転手は乗客のクレームによって、300元(約4200円)の罰金に処されるという。タクシー業界は、政府のこの政策に対して抗議するために、10月に入ってから今回のストライキの噂が重慶市内に流れていたという。
 | | ストライキを行なったタクシー運転手たち |
重慶市の不動産業者の王さんは取材に対して、「自分は毎日タクシーを使っているから、ストライキは自分にとって非常に不便だ。しかし、私は彼らを支持する。何故なら、どの業界でも不公平が存在するし、似たようなことはこれからも起きると思う。どの業界でも不公平を訴えることはできるはずだ」と語った。
あるタクシー運転手はブログで、「毎日何時間もの渋滞にはまったりして、労働して得た金額を会社に引き渡して、差し引かれた後の金額はわずかしか残らない状況だ。今では、いわゆる高利益、手続き簡単な「ブラック・タクシー」への「転職」が正規タクシー運転手の唯一の活路になった。罰金にしろ、処分にしろ、拘束処理など構わず、人々は後に引けず「ブラック・タクシー」になるのだ。リスクは生存の欲望を阻止することはできないからだ」と嘆いた。
重慶の蒋弁護士は、問題解決をしなければストライキは終わらないと示し、この件に係わっている自分の電話は当局に盗聴されていると明らかにした。
社会評論家で元重慶放送テレビ大学教師の穆さんは4日の取材に対して、今回の大規模なストライキはタクシー運転手らの基本権利、すなわち、公民の権利・人権を守ることに等しいとし、彼らの基本権利が守られていないことに対する不満が長期にわたり積み重なるといつかは爆発すると分析した。
穆さんによると、重慶市のタクシーに対する営業指標が高くて、運転手たちは重荷に耐えられなくなったという。一方、タクシーの料金は10年前と変わらず、しかし、使用している天然ガスは供給不足で、ガソリン価格も急騰している。それに加えて、交通警察がむやみに切符を切り罰金にする例を挙げ、1カ月の内、数百元の罰金を受けることは日常茶飯事だという。
穆さんは、「政府は同日にストライキが収束したというが、まったくの嘘だ。自分は重慶沙坪壩市の中心街にいたのに、タクシーの影はなかった」と指摘した。穆さんは、民主化の大波は自然の中で現れ、各地で民衆が権利を守る為の活動が相次いでいることを強調した。
(翻訳編集・余靜)
(08/11/06 01:30)
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